くるみ

いだてん~東京オリムピック噺~のくるみのレビュー・感想・評価

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前編と後編で時代と主人公が切り替わる作りは斬新で良かったけれど、そこにナレーションを務める落語家の話も加わって、全体的にごちゃごちゃした印象だった。
(個人的にはキャストもストーリーも断然前編が好きだった)

しかし出演者の不祥事が続き、視聴率も伸び悩む中、「オリンピック」というテーマをブレることなく貫き通す姿勢はとてもかっこよかった。
視聴率が悪いからと言って面白くないわけではない。
2020年の東京オリンピックを目前に控え、オリンピックにかける人々の情熱や苦労を知れたこと、平和の祭典としてのオリンピックの意義や重要性を改めて再認識できたことはとても意味があったように思う。

また、今回のドラマでは戦争や震災からの「復興」を目にする機会も幾度かあったが、何度挫けても助け合い再び立ち上がる人々の強さや逞しさが丁寧に描かれていたのが印象的でとても良かった。
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