このレビューはネタバレを含みます
死者の人生に意味を付けることは生者の務めなのかもしれない…
日本人の死生観、戦国時代の考え方、日本文化の意味…色んなのが見える。
そもそもの死生観と宗教との繋がり…
自死を高潔とする日本と、自死は許されないキリスト教、思えば真逆なんだね。
死を切望するも、キリストの教えて自死は出来ない。
自分の死に目的、大義を見出したときの人の覚悟は計り知れない…。
マリコ様…。
死を見つめることは生きること。
ただ陰鬱に、彷徨うように生きているのは死んでいるも同じこと。
ちょっとだけ思ってしまう。
自分の死が無駄ではない。
意味があるものなんだと思えるとき、人は本当に生きていると思えるのかもしれない。
今の社会じゃ考えられないよね。
考えてしまえることにもならないで欲しいけど。