もうやん

お耳に合いましたら。のもうやんのレビュー・感想・評価

お耳に合いましたら。(2021年製作のドラマ)
4.0
この時間枠のテレ東のドラマには毎回しっかりハマっている自分。
そして今回もまたハマってしまった。
正直伊藤万理華という子を知らなかった…。汗
後々ググって乃木坂だと知ったくらいだから、なんの思い入れもなくそんなに可愛くない(スミマセン)どちらかと言うとちょっととぼけた三の線とも思える伊藤がチェンメシを掘り下げていくこのドラマ、どうなのかな…と思っていたが、ドップリとハマり自分的大ヒットになった。
地域性もあるのか知らないチェンメシも登場するが、食べたくなるのは言うまでもない。
このドラマ胃袋もしっかり掴まれた。
自分の好きなチェーン店ご飯をラジオという媒体を通して自分なりに紹介していく美園(伊藤)。
そこには彼女自身の人生やエピソードが盛り込まれていて、あるときは波乱に富み、あるときはほのぼのと、ラジオの電波ではなくweb上に発信されるのが今風でとても面白い。
まつまる漬物で働く彼女の交友関係やエピソードが平行して面白おかしく描かれていくのも、彼女の人となりが見えて面白いし、ラジオを発信することで確実に人間的に成長していくのが見て取れていい。
そして毎回登場するラジオレジェンドが格言めいたことをじんわり語る面白さ。
たくさんのリスナーの声を聞いて語ってきたレジェンドだからこそ、語られるちょっとした一言が、重みのある説得力のあるものとして伝わってくる。
それがラジオっ子にはたまらない。
そして美園の大学時代の親友として登場する桜井玲香との第6話のエピソードは神回とも思える。
毎回エンディングテーマにのって踊る伊藤がとても可愛い。
そして6話では桜井とのコラボになり、とても可愛いかった。
彼女を知れば知るほど可愛くて魅力的なことがわかってくる。
「そんなに可愛くない」と言った前言は撤回する。
このドラマ、構成もよくとても面白く仕上がっていて、毎回どう展開していくのかとても楽しみだった。
そして最終回は、亜里沙、佐々木との仲良し3人組の散会で締めくくられる。
ちょっとセンチメンタルになる最終回だった。
が、美園がお耳で得たものが溢れている最終回でとてもよかった。
エンディングのダンスもチームお耳で…。
もうやん

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