pokotan

オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウのpokotanのレビュー・感想・評価

3.8
オダギリジョー劇場。
自ら出演もこなし、過去作の共演者など人脈を使い、普段ほとんどドラマに出ない役者を揃え、NHKで脚本・演出・編集の裏方もして作り上げた異質な作品だった。

これまで出演してきて影響を受けたであろう「時効警察」の三木聡チックでもあり、冨永昌敬監督チックの世界観でもあり、濱マイクっぽさもある。

とにかく池松壮亮を主演として、麻生久美子、本田翼、國村隼、佐藤浩市、橋爪功、永瀬正敏、瑛太、松重豊、柄本明、染谷将太、村上淳などなど、ちょい役も含めてめちゃくちゃ豪華な、豪華過ぎるキャスティング。
これだけの役者が揃うと圧巻で、役者もそれぞれ楽しんでる感あり、観ている側も次誰が出るんだろうと、楽しめる。
麻生久美子のキャラがほんと「時効警察」の三日月に近くて、ニンマリ。
奥様の香椎由宇も久しぶりにドラマ出演して協力していて、変わらない姿に良かった。

最終回は、半グレ集団VS関東明神会となるんだけど、アクションかと思いきや、音ハメダンス映像と化し、ラップバトル、さらにはダンスするMVみたいになる。
尺が足りないことを逆手に取ってハチャメチャ。
何も解決してないのに、謎の多い終わり方で、続編を匂わす映像。
もうすでに決まっていて撮り終わってる?

コメディ要素もあるんだけど、内容はしっかりとサスペンスしていて、なかなか面白かった。
が、3話は少なすぎて、何も完結してない、どうにも中途半端感あるので、ちゃんと続編を作って欲しい。
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