ジャケットには4人の男がいるのに、1人はなかなか現れなくて謎だった。
なつっぺという呼び方にぞっとした。
主人公の精神状態がいつも不安定。
アダルトチルドレンが、支配的な母親と、支配的な旦那に苦しむ話。母が二人いる状態に、他人事ながらぞっとした。
わたしもこうなってはいけないし、支配する側にもなっていけないと思った。
お母さんは、わたしの母を思い出させるところもあった。母らしさを詰め込んだ母親だった。昔は良かったと娘をなでる、「新しい男と花火を見る」と言えば「情けない子だよ」と抱擁する。切ない。
夢から醒めて、また夢を見て。儚い。
「いい子ちゃんに人間の闇なんて書けんの?」
「顔にでっかく書いてありますよ、ろくなもんじゃなかったって。」