Adele

AND JUST LIKE THAT.../セックス・アンド・ザ・シティ新章のAdeleのレビュー・感想・評価

2.5
いきなりですが、ドラマ版SATCの筋金入りの大大大ファンです
いくら批判されようが、中身がないと言われようが好きなものは好き!
だから、今作も賛否両論でいろんな意見や批判があるのは知ってるけど、そんなことよりも浮上しては消え、また浮上しては消えの連続だった本作の続編が遂に現実となり、世にお披露目された!という事実だけでファンとしては心躍るし、本当に嬉しい!!!!!

たしかに、サマンサ不在は作品としては大きな痛手だし、サマンサ不在ということは未だ根強いファンが多いスミスも不在ということ

作品としては初回分は正直、くだらないなー、中身ないなと思ったけど、回を重ねていくごとにだんだんと面白くなっていきます
キャリーは人生において大きな痛手を経験するし、ミランダは新しい自分と人生を見つける
シャーロットは自分のことよりも子供達に振り回される

主役の3人も50代半ばの設定なので、更年期や股関節の手術や老いに対しても話題も多く、全盛期だった30代の恋愛やSEX話よりも、きちんと年齢を重ねているようで好感が持てた
また、ドラマの中で人種問題や嫁姑問題、不妊問題、LGBTもさりげなく取り入れていた

また、全盛期ドラマ版は4人みんなが常にべったりだったけど、今回からは3人それぞれに別に友達ができて、その世界観が広がっているところもよかったと思う
キャリーはシーアとチェ
ミランダはチェとナヤ
シャーロットはリサ

けれども、見ていて一番辛かったのがスティーブ
かわいそうだよ…
ミランダの気持ちもわかる
けれども、スティーブの言う通り、ミランダは結婚前からスティーブとくっついては離れ、またくっついては離れの連続でそんなミランダを温かく見守り、我慢して耐え、忍耐強く寄り添ってきたのは事実
スティーブだからこそ、ミランダとこれまで一緒にいられた
それなのに…

また、キャリーと友達になるシーアだけど、あきらかにサマンサを意識した感じ
雰囲気とか態度とか佇まいとか
シーア役の人もよかったと思うけれど、やっぱり、誰が演じてもサマンサの代わりなんていないし、できないのだ
だからこそ、恒例の4人の食事テーブルのサマンサの席にシーアが座って会話しているのは違和感があったし、筋金入りのサマンサファンとしては少し悲しかったし、憤慨だった

今作は製作前からもいろんなゴタゴタがあったし、公開後も痛烈な批判があったのも事実
しかし、人がなんと言おうとも、製作され、公開されたその事実が奇跡だし、ファンとしては歓喜ものです
おまけにシーズン2の製作も決定したので本当に嬉しい!!!!!

そして、最後に今作撮影中に闘病の中、亡くなってしまったスタンフォード役のウィリー・ガーソンの活躍に心から感謝したいと思います
ドラマ版の頃から大ファンでチャーミングなスタンフォードが大好きでした
ありがとう
Adele

Adele