同じテーマを繰り返している様に感じるけど、いつも面白い！スーパーマンも楽しみになった。
「スーサイドスクワッド」の続編で、ピースメイカーが主人公のドラマ。刑務所に戻る代わりに、バタフライ計画というミッションに参加することになる。調査を進めると、人間を乗っ取る虫型の宇宙人が世界各地に潜んでいることがわかる。
ピースメイカーの父親はホワイトドラゴンというヴィランで、白人至上主義者の典型的なイメージそのものだった。その父による洗脳的な教育を受けたピースメイカーは、前作の経験から自分の不寛容さを自覚し始め、とうとう父親を克服する。これは、GotGなどで繰り返し描かれてきたパターンだ。今作では、チームメイトのアデバヨや、宇宙人も前世代との折り合いをつけようと葛藤しており、重層的になっている。
また、コンプラギリギリのブラックジョークは、旧Twitterでのキャンセル騒動の原因と同じことを繰り返し、全く自粛していないのが凄い。バランスの取り方が上手くなったとも言えるが、世間の見方が変わっただけで、作品のクオリティーは今も昔も変わらないと感じた。あえて同じことをしているのかと邪推してしまう。オリンピックの小山田圭吾の時も同じで、今も昔もコーネリアスの曲は良い。
