ShinMakita

忽然とのShinMakitaのレビュー・感想・評価

忽然と(2021年製作のドラマ)
1.5

ニース…移民たちの少年少女を指導するケースワーカーの青年ギョーム・ルケージ。彼にはつらい過去がある。10年前に仲の良かった兄フレッドを亡くしたのだ。そして今、最愛の母をガンで亡くした。三年前に同僚として出会った恋人ジュディスも葬儀に参列してくれたが、彼女は扱っている案件が緊急で、早く事務所に戻らなくてはならないらしい。そこでギョームが先に帰るジュディスの手を取りプロポーズをすると、彼女は泣きながらOKする。…しかしギョームがジュディスの姿を見たのはこれが最後だった。翌朝、事務所に顔を出したギョームは、ジュディスが戻っていないことを知る。しかもメールも電話も繋がらない状態だ。ギョームは不安になり、何とか彼女を見つけ出そうとニース中を駆け回るのだが…



「忽然と」


ハーラン・コーベン、俺は一冊も読んでないけど、やたら映像化されているので人気なんでしょうな。アメリカの作家なのに、ヨーロッパで映画化ドラマ化されることが多く、本作もフランスの製作です。

消えた恋人の複雑な過去と対峙する主人公。彼の素人探偵ストーリーと並行して1.2話で描かれるのが、ルケージ家の隣に住む少女イネスのオカルトストーリー。この2つの全く違う話が突然交差するところにドラマ的快感がありました。3話には親友ダコの過去が、そして3話のラストには、全てがひっくり返るギョームの過去の亡霊が登場します。飽きずにサクサク見られるミニシリーズ。お暇ならぜひ。
ShinMakita

ShinMakita