ShinMakita

11.22.63のShinMakitaのレビュー・感想・評価

11.22.63(2016年製作のドラマ)
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…ここにいてはダメだ


☆俺基準スコア:2.3
☆Filmarks基準スコア:3.3




2016年、メーン州リスボン…
うだつの上がらない教師ジェイク・エッピングは、やる気のない高校生と、勉強の機会がなかった老人たちの〈社会人クラス〉で国語を教えている。社会人クラスでは、掃除夫ハリーが書いた「56年前のハロウィンに降りかかった悲劇で人生が狂った」という胸を打つ作文に出会ったりしてなかなか面白い。が、私生活はうまくない。作家になる夢も破れ、妻からは離婚を申し立てられたのだ。そんなジェイクの楽しみは、行きつけのダイナーで激安バーガーを食べ、店主アルとおしゃべりをすること。だがある日、たった2分厨房に入ったアルが癌で激変した姿を目撃したことで…
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死にかけたアルが告白したのは、厨房奥の倉庫扉の秘密。扉を開けると、そこには1960年10月21日のリスボンの町が広がっている。向こうの世界で何年過ごしても、戻ってくる時は2分しか経過していない。アルはそこで2年以上も生活し、癌とわかって戻ってきたのだ。アルが過去に行ったのは、JFK暗殺を阻止するためだ。1963年まで滞在できなかったことを悔やむアルは、ジェイクに後を頼みたいと言うのだが…
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意を決して扉を潜ったジェイクは、結果のわかっているスポーツギャンブルでカネを得て、テキサスに向かう。まだリー・ハーベイ・オズワルドはロシアから帰国していないが、オズワルドの〈友人〉として知られる石油界の大物ジョージ・デモーレシルトはダラスにいる。ジョージを尾行してCIAとの繋がりを掴んだジェイクだが、何者かに狙われJFK絡みの資料を全て失ってしまう。暗殺阻止を諦めメーン州に帰ろうとするジェイクだったが、途中に立ち寄ったケンタッキー州でハリーの作文を思い出す。彼の生家はケンタッキー州ホールデン。悲劇が起きたのは1960年のハロウィンだ。もしかしたらハリーの人生を変えるチャンスかもと考えたジェイクは、ホールデンに向かうのだが…


「11.22.63」



ジェームズ・フランコ主演・製作のミニシリーズ。原作はスティーブン・キングです。

タイムリープものは大抵何でも面白いけど、ネタがJFKという点で惹かれますよね。アルはベトナム従軍で仲間を亡くしており、戦争を泥沼化させないためにJFKを救おうとします。オズワルド帰国に立ち会うアルでしたが、オズワルドが実行犯という確信が持てず殺害を断念。そこでウォーカー少将暗殺事件まで粘って狙撃の現場を押さえたらオズワルドを消そうと考えますが、癌で身体が不自由になり現代に戻ってきたのです。果たしてジェイクはアルの意志を継いで任務を完遂できるのか? という話。ちょろっとJFK絡みの知識は必要だし、時代ネタ…1960年に「影なき狙撃者」の映画の話をしてしまうミス(映画化は1962年)、朝鮮従軍経験を騙って所属はMASH4077部隊と嘘ついたり(1970年代のドラマ)も、やはり知っていればより楽しい。5話でミミ女史に偽装がバレた時の苦し紛れについたゴッドファーザーネタには爆笑しました。1960年代の悪しきアメリカ…人種差別・男女差別にジェイク同様イライラしながら、度重なるトラブルにハラハラ、そして美しきヒロイン・セイディにドキドキしながらグイグイ見てしまいます。時代再現度は素晴らしく、あまりCG感がないし、当時のクルマも相当数揃えていて見応えがありました。マニアックなカルカノライフル組み立てシーンや、ドラマを盛り上げるオールディーズナンバーとロマンスシーンも見どころ。クライマックス、ケネディを救うことができるのか?それとも過去を変えることは不可能なのか?最終回まで見ないとわかりません。ぜひぜひ。
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