チノ・ダリン目当てで観てみたけどめっちゃ面白かった！アルゼンチン映画は何本も観てるけどドラマは初めて。

あれは選挙前の演説会だろうか？大音量の音楽が流れてコンサート会場のような盛り上がり。あとドラマの中でやたらと神、教会という言葉が出てくる。日本じゃちょっと考えられないよね。アルゼンチンは信心深い人が多いのかな。

牧師エミリオとその家族が真っ黒すぎてひたすら嫌悪感。児童虐待を正当化すんなよ。自分の思惑のために神の名を利用し、悪事がバレれば悪魔のせいにし…神に仕える者があんな茶番の悪魔祓いなんかしていいの？すっかり信じ込んでる信徒も怖いが。

エミリオを大統領にするためあの手この手汚い手を使うルベン。この人悪い意味で有能すぎて怖いわ。エミリオに用がなくなればポイ捨てしそうだけど。警察もグルだし、エミリオが大統領になれば政治家もグルになってしまう。

正義を貫く人たちの力が小さすぎてこれからどうなるんだろう？奇跡を起こす少年が鍵となるんだろうか。証拠を握っているフリオは今後どうするのか。あの胸糞悪い偽善者と家族を破滅させてほしいわ。あ、ルベンも。

これ・・すごいかも。
特別な美男美女が出てくるわけでもなく正直5話までワケわからなくて何度もやめようかと思ったけれど「誰?｣｢どゆこと?｣って小さな伏線が気になって見続けたら・・6話から急にオモシロくなった(遅っ)

政治における「宗教の力強い動き」、権力争い、司法の腐敗・・って世界中どこも同じなのか。おそろしい。
　
初めてのアルゼンチンのドラマ。どんな国なのかほとんど知識がないけれど、妻に「今日もキレイだ」｢ぼくが愛しているのはジャンヌ・ダルクじゃない。そのままの君だ」って言っちゃうくらいに情熱的な国だってわかった。
次シーズンの展開が楽しみ。ロベルタがんばれ。

いや〜面白かった。日本から一番遠い国、アルゼンチンの政治サスペンスドラマ。そこに教会の秘密というスパイスが加わることでドキドキハラハラしながら最後まで楽しめた。ラストの力強い演説は圧巻。彼我の差を感じずにはいられなかった…シーズン２にも期待。