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マーダーズ・イン・ビルディング シーズン1のkinazuのレビュー・感想・評価

3.8
面白かった。殺人捜査に全振りしてない、コメディ寄り過ぎない、少し哀愁も漂う見たことない感じの軽さと重さが入ったドラマ。
軽く30分で見れるのも良い。
おじさんズとセレーナ・ゴメスてどんな組み合わせ?コメディ寄り?と思って後回しにしてましたが観たらイッキ見しました。
舞台はニューヨークにあるクラシックな超高級マンション、アルコニア。中庭に噴水があるようなところです。窓から他の部屋を覗いたりするのは思わず「裏庭」を連想したし、彷彿させるシーンもいくつかありました。鍵も古いし、まともな防犯カメラもなさそう。だけど、家賃はとんでもなくバカ高いと思われます。そりゃ殺人事件も起こるわな。という感じ。

セレーナ・ゴメスがすごい良かった。大人ミニ・スカートとか、黒髪太めカールとかファッションも良かったし、ものすごくスタイルがいいのは変わらないけど、少し大きくなってお腹やお尻がふっくらしてゴージャスだし、等身大の女性、感もあってすごく良かった。もともとセレーナファンじゃないけど、ルックは真似したいなあと思うものばかりでした。

難点は吹替。声優キャストが異っ常に豪華。今をときめく、ではなく、吹替声優のベテラン大集合。メインキャストが羽佐間道夫、山寺宏一、林原めぐみ。そして脇役に戸田恵子、山路和弘など。でも、このいくつもハリウッド映画で主演やってきた人達が声をあてることによって、このドラマの魅力、程よい軽さを半減させてしまっている。有名すぎる声優さんがやると、どうしても他の有名なキャラクターをイメージしてしまう。山寺さんも林原さんも合わない。どうしてこんなことになるのか。
若手を一切出さない作品はもともとの作品の雰囲気も変えてしまうし、出さないことによって若手を育成させないということは業界全体を衰退させてしまうと思います。ハリウッド超大作なら有名な人出したいのもわかるけど、お手軽30分ドラマでこれはない。名前だけじゃなくて、キャラに合った声を真剣にキャスティングしてほしいです。なので、評価を下げました。次シーズンも必ず観ます。
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