毎クール出没する飯テロドラマではなく、これは人情酒場系ドラマである。小林薫じゃなくて、片桐はいりなのである。しかも国民的美少女グランプリの工藤綾乃は恐ろしく足が長い。テレビでは臭わないくさやはとても美味しそうで、貞子の居ない大島に行ってみたくなる。こんな居酒屋に誰が訪れるのか、それは予算次第なドラマなのである。
（第4話）もし、元AKB選挙というものがあったなら、間違いなく前田敦子に投票する。元AKBという冠を外しても前田敦子は推しだ。台本の行間を微妙な笑顔で埋めてくれる。
フェリーにウェディングドレスで搭乗するって違和感の塊だけど、なんか許せちゃう。騙されたくて騙されて、そんな彼女にこちらも騙されて、嘘の塊だけど、こんな嘘は心地良い。
（第7-8話）やっと渚ちゃんが笑った。怒ったまま終わるのかと思ったら、笑顔も散りばめてくれた。ちょっとホッとしたけど、今度は泣いている。放置されることは、自由を与えられたという事。無関心は束縛したい気持ちがそうさせる。自分から逃げた貴方は、今までよりも近く感じる。何でも好きなように解釈すれば良い。悲観することなんて、少しも無いさ。ここは東京自由食堂。
