みむさん

スナイパー/狙撃者のみむさんのレビュー・感想・評価

スナイパー/狙撃者(1988年製作のドラマ)
3.5
マット・デイモン「ボーン・アイデンティティ」と同じ原作(ロバート・ラドラム著「暗殺者」)の最初の映画化(TV映画)。
これはこれで面白いし、原作にもかなり近いらしいが、先にあっちにハマってしまうとあちらの偉大さを改めて知ることになるなぁ。
マット・デイモン版はマリーと知り合って巻き込んでいくあたりまでは同じだが、その後は別物でものすごく良いアレンジだったんだな。

こちらは1988年ということで、古さは感じるがそもそも原作も古いしそれは別に気にならない。
えっ?ていう展開もあって面白いし、マリーが研究者で省庁にコネがあったり、クライマックスの黒幕対決や、ボーンの正体が意外と早くわかる等、いろいろと「へぇー」と思う箇所がある。

主演のリチャード・チェンバレン、静止画だとイマイチだが本番見ているうちにかっこよく見えてくる。
が、あくまで暗殺者であって、身体能力バリバリ格闘レベル激高の冷静沈着な人間兵器という感じはせず、マリーと関係を持ったり、幼少期の断片的な出来事を知り懐かしむなど人間らしいジェイソン・ボーンだった。

※DVDリリースタイトル「狙撃者/ボーン・アイデンティティ」

これは家に積んである原作本を早く読まないと。