菅藤浩三

剣樹抄~光圀公と俺~の菅藤浩三のレビュー・感想・評価

剣樹抄~光圀公と俺~(2021年製作のドラマ)
4.0
諸国漫遊(これも史実ではないそうだが)する前の若い頃の水戸黄門を山本耕史が演じ、江戸を騒擾する片腕の氷の介ジャニ加藤シゲアキを追いかけるという時代劇。山本耕史の剣技、各自が忍者のような特技をもつ拾人衆の描き方が上手で、なかでも主役扱いされてる了助を演じる黒川想矢にスポットライトがあてられている。第2話に贔屓の女優ミムラがでてきたのは嬉しかった。なおエンディング曲がジュリーとショーケンのスーパーグループPYGというのもおつ。
 山本耕史の殺陣も見事で、妻の松本穂香・氷の介の実父石坂浩二・もと拾人衆の北乃きい・極楽組の首領の本田博太郎わ、し、ず・周囲の役者もよい感じだが、何と言ってもクールな正義の味方舘ひろし、そして、器の小さい小悪党の坪倉由幸(死んでほしくなかった、小憎らしさがサブキャラ俳優として抜群)、この2人が印象に残った。続編つくるのかなー。
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