一話目から面白い。
底辺生活者は日本とあまり変わらないのに何故か親近感を持った。
カイジの様な展開と思ってたらいきなりの制裁。
こんな命のやり取りのゲームに対して多数決を行うが。
多数決でこの地獄の様なゲームから脱出出来た生き残り達は現実に戻るのだが彼らを待っていたのはゲームより厳しい世界であった。
子供の時に遊んだゲームを大人になった参加者が命を掛けてクリアしていくのがイカゲームの真骨頂。
だるまさんが転んだ、型抜きと日本人にも馴染みがあるから受けたのも分かります。
闇討ちなんかは人間の本性と知識、知恵、経験、腕力、冷静さ。
綱引きも同様パワーだけでは無い事を示すゲーム。
カンブは人間の本質、性根、根っこの部分をえぐり出すゲーム。
優しい人は無理でしょう。
ズル賢い人なら勝ち抜けるでしょう。
例え勝っても清々しい気持ちには成れず胸糞になるでしょう。
そうそう○ーガンとかの思想は表向きの綺麗な部分しか見ないのと同じで、それを得るには必ず犠牲が伴う事を理解しないとね。
当たり前のように得られてると思ってる輩にはカンブを観て貰いたい。
イカゲームの人気が分かる。
云われてみれば想像がつくエンディングだけど、それすら考えさせないストーリーに脱帽。
カイジとか闇金ウシジマ君とかいろいろありますがこれはこれでヤられたなあ。
最後には損得と善悪。
ソン・ギフンの様な人間には成れないが強かに生きて行くしかない。
ソン・ギフン役のイ・ジョンジュは役所広司＋大泉洋に見えてね。
