社会派ネタとコメディタッチがほどよくミックスされた学園ドラマ。校長先生視点なのも新鮮。日本の学校にいい思い出ないし、ドロドロしたいじめネタとかやだなとか思ってたけど杞憂でした。
やり手のビジネスマンがいきなり校長になり、四苦八苦する様が面白い。どストレートに生徒にリアルを突きつけてしまったり、生徒を変えるにはまずは先生達の意識改革！と宣言しちゃったり。
生徒から、数学を勉強する意味ってあんの？とか、同時翻訳機が出来るのに英語勉強するの何で？といったお馴染みのそもそも論から、なんで授業にタブレット使っちゃダメなの？という今時の質問まで出てくる。
ただ、ちょっとレクチャー受けたり、何冊か本読んだだけで先生が面白い授業ができちゃうようになるとこなんかはオイオイと突っ込みたくなった。それに高嶋政伸は高圧的な上司役がハマってたのに、後半アホっぽいキャラになっちゃったのはちょっと残念。
面白いドラマだったけど、学校ってほんと大変だ。生徒にとっても先生方にとっても。いっそクビになった先生みたいに、勉強だけ教えたらダメなのかな。学校が無くなって塾だけになったら、例えば日本の国力ってどのくらい落ちるんだろう。何となくそんなことを考えてしまった。
何はともあれ、蒼井優と多部未華子に好かれるなら校長先生も悪くはないか。
