TakuyaKoroku

マイネーム: 偽りと復讐のTakuyaKorokuのレビュー・感想・評価

マイネーム: 偽りと復讐(2021年製作のドラマ)
3.9
イカゲームよろしくNetflix仕様にサイズチェンジした韓国ドラマ。1話目に「ヤクザの父」「退学」「父の死」「復讐を誓う」「地下格闘技でいびり」「一対一の最終決戦」みたいな復讐モリモリ幕の内弁当みたいな話だった。

極上の一杯を作るか、毎日食べるカップラーメンを作るか。梨泰院クラス、ヴィンツェンツォ、愛の不時着、イカゲーム、マイネーム。この一年で日本のドラマよりも観てきた韓国ドラマは、後者の考えに基づいて作られているなと考えるようになってきた。美味しいけどものすごい添加物とか刺激物が入っていて、摂取しすぎると胃もたれするような感覚。

このドラマ自体は間違いなくおもしろいし、6話目の登場人物への容赦ない業の背負わせ方みたいなところは思わず声をあげてしまうほど感情を揺さぶってくるんだけど、見終わった瞬間に言い知れぬ虚無感に襲われた。強いていうと、結末はあまり好きではない。
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