映画にも同人誌があるんやなというのと、インド人監督が撮る日本映画という特異性を感じさせられるという2点において、カルチャーショックを受けるには十分な作品だった。
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エンディングがすべてを物語っている映画。ラストシーンだけで評価が逆転しました。パストライブス、好きだ。
うだつの上がらない男が最後までうだつの上がらない行動をとった結果、女性側に永遠に消すことのでき>>続きを読む
あの悍ましい兵器を生み出した人間をどのツラ下げて物語にしてんねんという否定的な気持ちと、そうした主観的な感情は抜きにして歴史的価値の高い映画だと思う肯定的な気持ちとの狭間で激しく揺れている。
原爆を>>続きを読む
身体の芯がじんわりあたたかくなるような、染み入るような映画だった。
言葉は決して多くないけど、それを補ってあまりあるほど表情、光、間の演出が素晴らしかった。
パニック障害やPMSという病気を全面に>>続きを読む
好きなやつや。黒人作家がコマーシャルな黒人イメージに対する嫌悪感を持って書いた「黒人の本」が、最終的に強烈なブーメランとなって返ってくる感じ。皮肉が効いてていい。
試写会で観ましたが、とてもとても素晴らしかった。
小学生からの親友、ミソとハウン。2人の間に言葉こそ少ないけれど、お互いに向ける眼差しが2人の関係を雄弁に物語っている。そんな「視線の映画」。
2人>>続きを読む
事前情報一切入れずに行ったが、始まりからショッキングで気づいたら終わってた。
僕たちが見て知っている世界を、ベラ（エマ・ストーン）がその曇りなきまなこで知っていき、彼女の思うがままに行動する姿が凛と>>続きを読む
北朝鮮からの脱北を記録したドキュメンタリー。当時者、それを支援する人，ブローカー、脱北者の家族を巻き込んで、ただでさえ危険な行為を映像で追いかけるというリスクしかないプロジェクト。
これがノンフィク>>続きを読む
漫画原作の実写映画として、ここまで忠実に再現しておもしろいのはすばらしい。
役者さん、構成、テンポ、映像、アクションに加えて、作品の重要なエッセンスである料理とギャグもうまく配合されていてマイナスが>>続きを読む
齋藤潤くんの「紅」、良すぎた。
狂児には関西弁ネイティブの方にやっていただきたかった。
『ファミレス行こ！』読んだ後というのもありそうだが、原作と比べるとだいぶウェットな質感で、BLのかおりが強かっ>>続きを読む
2024年1本目。
相当イタいな。ツチヤタカユキ。お笑いプライドだけ超一流に高くなって身動きが取れなくなるやつ、一番イタい。尖り方間違えてるけど、この尖りを持ってるってことは化ける可能性も秘めてるっ>>続きを読む
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カセットテープにA面B面があるように、光と影があるように、ネガとポジがあるように、⚪︎と×があるように、人生はいい時もわるい時もある。役所広司さんと、にこ。二人の間にある煌めきは、役所さんと妹さん（義>>続きを読む
めちゃくちゃよかった。
因習村、バディ、親子ものという要素に加えて、前編絶望を中心に繰り広げられる物語構成。さらにその中に灯る一筋の光。好きな要素がたくさん詰まっていた。そこまで難解じゃないミステリ>>続きを読む
壮大な時代劇バトルアクションの皮をかぶったナンセンスギャグって感じの映画だった。信長、光秀、家康、秀吉という、日本人なら誰しも知っている歴史上の人物の持つ個性のような性癖のようなものをうまく抽出して誇>>続きを読む
原作好きすぎるが故に気になるポイント多い（主に関西弁ネイティブでない演者さんたちの関西弁と、作品が纏う質感）んですが、別物と考えれば見所はあった。
・藤原しおりさん、こんなおばちゃんマジでおるなって>>続きを読む
浜辺美波が山田裕貴のお猪口に日本酒を注がなかったことが不可解であった。
好きな漫画の映画化ということで若干構えはしたが、今泉力哉さんの作品好きなので楽しみにしてた。
「『人をわかる』ってどういうこと？」
これに尽きる。井浦新さんに瑛太さん、ともに間を作るのがうまいなぁ>>続きを読む
試写会で観たけど、わりと今年一番おもしろい映画になるレベルに楽しかった。
実話に基づく物語にしては、よくできすぎてにわかに信じがたいんだけど、物語の筋としてはめちゃくちゃ王道の少年漫画的。できすぎく>>続きを読む
「バービー」を観た次がこの作品というのも色々感じるところはあった。
フィクションでありドラマであるんだけど、森達也作品としての隠せないドキュメンタリー性みたいなのが色濃く、奇しくもマスとニッチの差分>>続きを読む
「女らしさ」「男らしさ」「私らしさ」といったシリアスなジェンダー問題について、バービー人形に当てはめた結果、非常にポップにコミカルなおバカ映画感が出ていてすごく面白かった。
緩急の付け方もよくて、8>>続きを読む
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京都の貴船神社エリアを舞台に、2分間だけ時間が戻ってその2分がループし続けるというものすごいマイクロな設定の中で繰り広げられる人間ドラマが非常におもしろかった。
合計36回くらいのループの中で、混乱>>続きを読む
日本が生んだ世界的キャラクター。マリオがスクリーンで走り回ってるだけで泣けてきちゃう。
ピーチ姫の用意した練習場でのマリオの奮闘に震えたなぁ。観たいものをたっぷり観せてもらい、あっという間の90分に>>続きを読む
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上間陽子さんの著書『裸足で逃げる』で読んでいた世界が、目の前で繰り広げられている。これはフィクションではなく、紛れもない現実なのだというメッセージに、目をそらすことを許さない意志を感じた。
永遠に苦>>続きを読む
まばゆいほどの幸せと、胸が締め付けられそうな孤独と、もう二度とこんな夏が来ないような気がする悲しみとが混ざり合い、涙になって頬を伝っていった。
昼と夜で感情が忙しない映画だったけど、好きな匂いがした>>続きを読む
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『君たちはどう生きるか』、僕は結構好きな作品だったよ。
眞人が青鷺に「その嘘は本当か！？」と繰り返し聞いていたのが印象に残りすぎて、（引退するする詐欺的な意味で）眞人が鈴木敏夫で青鷺が宮崎駿では、と>>続きを読む
本作はHIPHOPなんだ。
すごかった。すごかったけど、すごすぎて情報量多すぎて疲れた。令和のエンタメ！って感じがする。与えられた尺の中で許容できる感情の振れ幅を超えるとただただ「すごい」という感想>>続きを読む
最後はまさに激震が走った。ロビイストは予見するのが仕事。最後まで手札を明かさない。かっこよかったな。
観終えたあと、しばらく呆然としてしまった。「怪物だれだ」という言葉が、この映画をはじめから最後まで目が離せなくさせているような気がした。
子どもは純粋で、僕らが思っているように大人を見定めていて、す>>続きを読む
古くからの村の習わしや禁忌に足を踏み入れる的な物語と思っていざ始まったら全然違った。
ただ、ムラというものはいつの時代も閉鎖的で、臭い物に蓋をする隠蔽体質に対して毅然とした態度を取れなければズブズブ>>続きを読む
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1をはるかに凌駕するほどに好き。ちさまひコンビは永遠に観ていられる。
3アウトも花束もマルジェラも安物のラップもすごく残ってる。「バイオレンスアクションだ」。ギャルピースやります。
アクションもレ>>続きを読む
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はじめて庵野秀明作品と分かり合えた気がした。シン・シリーズのなかで一番好きだな。
仮面ライダー、小学生の頃の夏休みにめっちゃテレビで観てたのも影響してると思うけど、ライダー2号はかなり世代で好きだっ>>続きを読む
