カトコウ

拾われた男のカトコウのネタバレレビュー・内容・結末

拾われた男(2022年製作のドラマ)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

松尾さん、シンゴジラやSPで観た記憶は確かにしっかりあって
出ればこの人ってわかる
確かに存在感ある脇役だけど

正直人となりを知ってたわけでもなく
人物に特別興味があるわけではなかったし

このドラマもレコメンドで観たくらいで
まさか自叙伝的なドラマとは思ってなかった

その状態で観た結果
まんまと他の出演作も観たくなっている自分がいる笑

とはいえ本人演じたのは太賀くんなわけだけど
ちょこちょこ似てる雰囲気の時があって
キャスティングも役者もすげえなと


役者として売れない時代の前半は
よくある悲壮感は少なく、持ち前のキャラと
作風により明るく軽快な感じで良かったし

あとレンタルビデオ店のアルバイトというのがすごい共感
惚れっぽいってとこも含めて、共感性羞恥がひどい

後半の家族としての話は
ちょっとダレたところも個人的にはあったけど
なんだかんだ良い話だった

アメリカでのシーンでは
国際色豊かな雰囲気が出てて良かったし
久々に草彅くんの演技作品を観たけど

やっぱ役者としてすごいなこの人と思う

兄弟、自分は姉だけど
なんかこう完全な味方でもなく
時々すごい腹立つけど

自分のルーツを共有していて
家族以外の人間も、家族である親も、知らない経験や思いを共有している存在って

やっぱり特別ではあるんだよな、と
自分も泣きやすい方だから
みっともなく号泣するんだろうな

01.拾った航空券、劇団乾電池とモデル事務所
02.バイト先の片想い、映画初出演
03.ヘタレのフリ方、癒し系と白熱系の葛藤
04.人生かかった誕生日比嘉ちゃんとの関係
05.兄の思い出と祖母、壁と最高の名乗り
06.京都の病と素直な告白、入籍と知らせ
07.兄の病院への渡米、知らない15年
08.帰りたくない理由、両親ケンカ職場見学
09.二度目の渡米、託された100マイル
10.兄の帰国、家族の集合写真、兄の死
カトコウ

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