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そして、誰もいなくなったのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

そして、誰もいなくなった(2016年製作のドラマ)
4.8
容姿端麗、頭脳明晰、家族や友人、恋人にも恵まれ、順風満帆な人生を送っていた “藤堂新一"(藤原竜也)。 
ある日、同姓同名の男“藤堂新一"の逮捕により、新一の人生の歯車が一気に狂い始める。 
突如現れた、偽者に“人生を丸ごと乗っ取られ"、次々と押し寄せる不可解な事件の数々。 
一体、誰が、何のために! ? 
<味方ゼロ><信頼していた仲間の裏切り><登場人物、全員、容疑者> 
救いようの無い絶望的状況に陥れられた新一が見えない敵に立ち向かう! ! 
息つく暇なし! ジェットコースターのようなスリルと衝撃が日曜夜を駆け抜ける! ! 
脚本が、「アンフェア」シリーズの人だけに、予想を上回る展開の連続で飽きさせない。
藤原竜也演じる藤堂新一が開発した「指定した個人の個人情報を完全に消すプログラム」を逆手に取られて自分の個人情報を消されてしまう怖さ、昨日自分の味方や部下や友人だった人間に裏切られる怖さ、今まで信じていた自分の過去や友人や婚約者や肉親の思いがけない素顔や秘密を知ることの怖さ、知らず知らず犯した過ちに気付いてしまう怖さ、人間不信になりそうな足元が崩れ落ちるようなサスペンスが、終始テンションが下がらずぐいぐい引っ張られる。サスペンスの中で、誰が本当の味方で信じられるのか見つめ直す中で見えてくる本当の味方や強い絆が見えてくるのが、温かいヒューマンドラマでもあり、後味が良い。
追い詰められて反撃する主人公が得意な藤原竜也、主人公の味方で居続けるヒロイン二階堂ふみ、ストーリーの先をミスリードさせる重要なキャラクター黒木瞳など、それぞれの演技が光るサスペンスドラマ。 
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