不思議であり唯一無二な作品。刑事物に超能力を足したミステリーであり、斬新な世界観は惹きつけられます。「この超能力を日常に落とし込んだら」というifを映像化したことは凄い。物語終盤では『ジョジョの奇妙な冒険』のような超能力バトルになってしまうのは賛否あるか。謎が多く潜んでおり、回収されていない伏線も多々あるので序章といったところ。
✔️濃いキャラ付けのデメリット
斬新な登場人物や小道具は強烈なインパクトを与えて『SPEC』を記憶づける良い工夫だと思います。ですが、キャラが痛過ぎる。奇人同士のバディものとしての側面が強い今作ですが、自分はハマりませんでした。感動的な場面も感情移入しにくいんですよね。また、行動原理や事件に対しての強引さも少なからず見受けられて、ロジックがおざなりになっている。そのため、カタルシスに浸りにくい。
✔️雑感
・演出の目新しさはあり、超能力現象の異質さは伝わりました。当麻の書道は厨二感溢れていて好きなシーン。
・時代なのかロンゲが多い。
