超能力家族のインクレディブルファミリーや、国家秘匿組織として別班を彷彿とさせるワクワク感があるのに、もし忍びが存在したらのちょっとした非日常を飛び越えたスケールの大きさが上手く処理ができていない。忍びバトルや国家反乱をやる前にもうちょい手前側をゆっくりと描いているだけでも良かったような。
家族主義や恋人への重要性であったり、国への恨みだったりディテールが雑なんで、後半の展開がなんでこいつらこんな必死なんだってなっちゃうんですよね。再生を描くにしても、そんな俵家仲良かったでしたっけ。扱う材料は良いので上手く調理すれば傑作になり得ました。