「貴方、私を笑ってるんでしょう。心の中で笑ってるんだわ。後になってきっと笑うんだわ」という言葉は、主人公島村を突き抜けて、ドラマを見ている私に刺さる。
小説やドラマの登場人物の生き方を読者や視聴者は…
原作は昔読んだはずだけど、昔過ぎてよく覚えていない。鬱々としてわかりにくい短編小説だったという記憶はある。
何度も映像化されているようだけど、令和版の本作も、やはり暗くてセリフがわかりづらい。が、…
昨今の映画やドラマはなにか大きな事件や特異な出来事があり、それを持って物語が構成されている様に思える。
この作品は人間の心情の有り様をただ描く事でドラマが成立している。
およそ80年前の作品(原…