90年代に活躍していたラヴィーナー・タンダンさん。最近も『ボンベイ・ベルベット』にクラブの歌手役でちらっと出演して存在感を見せつけていましたが、主役級の仕事はほとんどないなか、Netflix配信の連続ドラマでバッチリ出ずっばり、ということで楽しみに見ていました。オファーは多いものの家庭の事情で仕事を選んでいるとか。

ヒマチャル・プラデーシュの田舎町で起きた猟奇殺人事件に挑む警察署長を演じていますが、迫力のある美貌は健在。

19年前に起きたヒョウ男によるとされる少女連続殺人事件が再びということで町は大騒ぎになり、子育てに専念するために１年間休職中の彼女が新しく来た後任者と共に事件の解決のために働くという筋です。

設定からしてインド版『ツイン・ピークス』かと思いきや、やはりインド、その辺は匂わせだけで堅実に話は進みます。

8話で事件の謎は解けたところでシーズン２に続くようですが、シーズン２はどうもオカルトチックな方向に進みそうな予感がします。

名作”Sholay＂や『ラジュー出世する』を手掛けたSippy Filmsの関係者が制作に噛んでいることもあり、面白いものになるのではないかと期待大ですが、最近のインド、観客の好みが保守化しているので大丈夫かなぁ、とちょっと心配ではあります。

何はともあれ、ラヴィーナーさんをたっぷり見られて大満足でした。

しかし、タイトルのアロノークってどこから出てきているのでしょう。森、あるいは、森の、という意味でしょうが、タイトルのローマ字を頼りにヒンディー語辞典引いてみたら、発音「アーラニャク」あるいは「アーラニャカ」でしたよ。詳しい方、事情等ご教示をいただければ幸いです。

インドのドラマですが、北欧ミステリーっぽい感じでした。
「獣にまつわる恐ろしい伝説」に関係がありそうな殺人事件が発生しますが、意外と現実的な展開が続き、どのように伝説と絡んでくるのか最後までよく分からなかった。
話が進むにつれて様々な謎が複雑につながって解決に向かっていくという、すごくいい雰囲気で進んでいたのに、最終話でずっこけた感があった。
最後の最後になんとなく続きをにおわせる雰囲気で終わってたけど、なんだかトンデモな方向に進みそうな感じ。

インド製刑事サスペンス。

少女の殺人事件と、未解決になっている過去に起きた連続殺人事件。
ヒマラヤ麓の町を舞台に、衝突しながらも2人の刑事が事件を追う…と言う、なかなかにそそられる内容。

インド作品にしては、歌わず、ふざけずシッカリと作られていて、凝ったプロットと共に楽しめる内容にはなっている。

アクションやガンファイトは牧歌的と言えるレベルだが、（名前は覚えにくいけど）登場人物も描けているし、錯綜した利害関係、異国情緒のあるロケも良い、

…が、8話もありながら（一応事件の顛末は明かされるが）話が終わっていないのが残念。

Netflixにはこういうのが多くて、次に来るのは1年後だったりするのにはガッカリさせられる。