このレビューはネタバレを含みます
アイデアの勝利！！ベンスティラーのこと舐めてました。この手のディストピアものは一歩間違えればすぐに安っぽくなってしまうのでかなり難しいはずなのですが、少なくともシーズン1においてはかなり上手いことできてます。
感心したのは、「職場とプライベートの記憶を分ける」というシンプルな設定なのに、実質人格が2人生まれることになるとか、インニーからしたら地獄の日々になり得ることとか、そこから生じる副作用的な現象がめちゃくちゃ面白いこと。
文字の持ち出し禁止エレベーター、ヘリーがずっと脱走を繰り返そうとして自分の身体を傷つけてまでアウティと戦おうとするとことか、そうだよな、なるほど、と思いながら観れて、かなり没入できます。
ただ、問題行動起こしまくってる主人公たちへの対処がひたすら休憩室のみだったりとか、セキュリティドア設置の前に職場とストックヤードに監視カメラつけろよとか、アーヴィングが反旗を翻す理由がちょっと無理やりだったりとか、都合の良い点がいくつかあって、こういう萎えポイントがシーズン2で増えてきたら嫌だな〜という不安もあります。でも最近観たドラマの中で一番面白い！！期待！！
