おゆみ

舞妓さんちのまかないさんのおゆみのネタバレレビュー・内容・結末

舞妓さんちのまかないさん(2022年製作のドラマ)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

川村元気さんたちが立ち上げた映像企画会社「STORY.inc」と、是枝監督率いる映像制作者集団「分福」の共同作品。
若手の監督3名が分担して演出(脚本?)を仕上げており、それぞれに力を入れているシーンがはっきりと分かれているのがすごく良かった。
わたしはご飯が一番美味しく見えるシーンが好きなので最初の方がグッときた。

キヨとすーちゃんはただの幼馴染という言葉ではまとめられない関係性と独特な雰囲気があってよかった。
キヨが舞の先生からクビ宣告をもらったとき、「すーちゃんとずっと一緒っていったのに…」と肩を窄めたシーンが衝撃的だった。そっちかい。
その後ケロッとした顔でまかないさんとしてグングン成長していくキヨ。
一周目に見た時は(なんか抜けてる子だなあ)としか思わなかったけど二周目でしっくりきた。
キヨは舞妓になりたいんじゃなくて、すーちゃんとずっと一緒にいたいから舞妓を夢見てたんだな〜。だから別に舞妓じゃなくてもいいんだわ。幸せならなんでもいいんだよ。

夢を叶えるための努力ができるのも才能だし、人のために楽しんで料理ができることもそれぞれの生まれ持った才能だと思うので「適材適所」 がテーマでもあると思う。見つけ方がみんな違うだけで何かしら前向きに取り組めるものがある、はず、だよねえ〜。私はなんだろうな〜と思いながら2巡目を粛々と見ている。
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