ほわほわした優しい世界観の漫画が原作だから実写になったらどうなるんだろうと思ってたけど、その雰囲気を残したままちゃんと地に足をつけた作品になってた印象を受けました。
原作と屋形の名前が違うので違う世界線のお話なんだなって原作読んでるものとしては思えました。
原作にいないキャラが出てきたり、人間関係がちょっと変わったりして最初は混乱したけどドラマとしては良かったと思う。
キヨ役の森さんはキヨの抜けてるけど信用できる感じが出てて良かった。
百子役の橋本愛はナンバーワンですよ〜っていうのがもう顔面で説得させられるからキャスティングの勝利。原作よりはしっかり者になったのは橋本愛だからなのかも？
常盤貴子の抜けてるあずさお母さん役も良かった。こういう人がいるから屋形がギスギスすることなく回ってるんだろうなって感じが出てた。
ドラマの最終話でつるコマが屋形を去る決意をするのが悲しかったけど、そういう人が出てくるのも舞子の世界だろうから仕方がないのだろうな、と思った。
出戻り役の松岡茉優も良かった。いい感じの上品ではないけどいたら楽しい女って感じで。
色んな理由で人が出たり入ったりして、その中でもキヨとすみれは仲良しのまま生きていく。
大きな物語はないけど食事を作る人食べる人の日常が青森から京都に移って続いていくだけ、その日々を切り取ったお話。
是枝監督だからなのか絵も綺麗で良かった。
