青春の輝きと傷を凝縮した素晴らしい作品。
そこにプラスされる、スポーツ選手の苦悩、学生が閉じ込められる理不尽な檻、時代や社会に振り回されて生きる大変さ、そしてマスメディアのあり方。
沢山の題材を盛り込んでるのに１つの物語にうまく集約している脚本にまずは拍手！
最初から最後まで飽きることも中弛みすることもなく、意味のあるシーンばかりで構成されたドラマは久しぶりで、物語も素晴らしかったけど脚本にも感動した。
10代の経験って人生に大きな影響を与えるって、最近になってしみじみ思うからこそこの作品がすごく胸に響いた。
そして現実的なラストも良かった。
どんなに想い合ってても、キャリアを優先したときに交差しない恋愛ってある。最愛でも一緒にいるのが難しい相手っている。けど、そこまで誰かを愛せたという経験は、誰しもが持てるものじゃないから幸せなことだ。
