ベネディクト・カンバーバッチ製作総指揮・主演。幼い頃、父親から性虐待を受けた英国貴族の心の葛藤と再生を描いたドラマ。
余りハマれず1話で止めようかと思ったけど、ベネディクト・カンバーバッチの見事な演技力にどんどん惹き付けられて、結局最後まで一気見してしまった。彼がただただ素晴らしすぎて圧巻。
ただの変わり者かと思ったパトリックの心の内が見えるほど辛すぎて…。どちらを向いても逃げられないし、アルコールや薬物は一瞬楽になるだけで結局また身を滅ぼす事になってしまう。好きだ嫌いだと0か100で全て明白に出来たらいいのに。人は、特に家族はそういう訳にはいかないんだよなぁ。とはいえパトリックが可哀想で仕方なかった…。辛すぎる。
めちゃくちゃ惹かれるストーリーかと言ったら、私はそうでもなかったんだけど、ベネディクト・カンバーバッチが好きなら楽しめると思うし、5話という短い話の中でここまで重厚に綿密に作り上げたが凄い。完成度がめちゃくちゃ高いです。後は好き嫌いの問題かな。
考え出したらキリがない気持ちになる。
救いってなんだろうね。
大人になったら絶対に嫌な思いをしたり、色んな事がありまくるんだから、子供には子供らしく、笑って泣いて怒られたりしながら、幸せな子供時代を送って欲しい。子供時代くらい、いい思い出で溢れたっていいのにな。