松本清張の名に惹かれて鑑賞。でもこのタイトルは初耳だった。そして結局タイトルの意味はよく分からなかったな。
時代は1990年。通信手段は公衆電話ぐらいの限られた中で、警察に追われながらも、行方不明になった関野を捜し続ける萩崎。お世話になったという理由だけで、危ない目にあっても捜すことはやめないんだから、義理堅いというか、正義感が強いというか。ただ、死が目前のあの場面で自首をすすめたのは、どうかと思った。情に絆されるタイプじゃないことは明らかなのに、まだ信じようとしてたのなら、お人好しが過ぎるよ。
手形詐欺から始まって、あれよあれよといううちに、暗部に触れてしまった萩崎。周囲の助けも心細いものだったなか、よくやりきったと思うよ。