いかにも低予算だし、主人公はK-popアイドルとのことですが、その人もグループも知らないし、登場人物も少ないしで、小規模な作品なんですが、なんともツボを押さえたBLの傑作ではないでしょうか。
1話が30分足らずで全8話なので、1話1時間を超える韓ドラで鍛えられてる私には一瞬で見れました。
いや、こんなの短すぎる！
この2人をもっと見ていたい！見せんかいっ！となります。
韓国大学を舞台に、コンピュータ工学科の秀才サンウと、デザイン学科のカリスマであるジェヨンのムズきゅんの恋愛を描いています。
背が高くてイケメン、才能があり将来有望なウェブデザイナーで、陽キャでみんなの人気者であるジェヨンに対して、サンウときたら、人を寄せ付けず、空気も読めず、ルーティンから外れる事を極端に嫌い、好きな事は勉強だけという陰キャで、全く対照的な2人です。
特にサンウは感情が欠落してる感じや、こだわりの強さなど、アスペルガーっぽい感じがあります。
そんな一筋縄ではいかない性格なんですけど、自分がそれが安心で心地良いってだけで、誰かを侵害するわけでもないから、嫌なヤツ感もなく、その特性込みでちゃんと魅力的なキャラになってるところが良いんです。
初めて恋をして、しかも相手は同性だから戸惑いや抵抗も強くて、でも気持ちを抑えようとしても抑えきれずに溢れてしまう感じが最っ高！
上がったり下がったり揺れまくる感情を持て余しながらも、少しずつ向き合えるようになっていくのも良いです。
サンウは自分の確立された行動パターンを乱されるのが何よりも嫌なんですが、予測不能なエラーやバグのようなジェヨンに掻き乱されながらも、自分にないもの、新しいものも受け入れて成長していくのも素敵です。
すごく良いなと思ったのは、同性同士の恋愛でも、それを特別視されたり、からかいや偏見みたいなものが一切なくて、異性の恋愛と何ら変わりなく周りが捉えているところです。
韓国ドラマなら、同性カップルの恋愛話だと、周りに絶対に知られないようにするとか、親の反対が…とか、周りの無理解による傷つきとか、差別的な扱いをされるとか、そんなんありそうですけど、ほんとにそれがなくて、普通の大学生の恋の話という感じなので、それが新しいと思いました。
いつもはジェヨンがグイグイ押して、サンウがオロオロして…というパターンなのに、サンウが本気出してきたりしたら、これはヤバいです！
めちゃくちゃキュンキュンしました。
ほんとにずっと見ていたい可愛い2人です。
ジェヨンの女の子の友達も良かったなー。
周りの友達も嫌な子が誰もいないし、ストレスなく楽しめる作品でした。
8、9
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3回目: 2024.2.26
原作小説がすごい良いとの事なので、Kindle版を購入。
おもしろくてあっという間に読み終え、ドラマ版では描けなかった性愛を通してより互いを慈しみ愛し合う2人が素敵だったので、またドラマ版を見返してしまいました。
好きなシーンがいっぱいあり、3回目も楽しみました。
ほんまに大好きです！
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