舞台は烏丸京子(前田敦子)と八神妙子(桜庭ななみ)が帝都医大の学生だった7年前。烏丸から頼みこまれて、現役医師2人との合コンにやってきた妙子。大学の同期である藤木圭介(成田凌)が偶然そこでアルバイトをしていたらしく、彼女たちの席にウェイターとして現れる。やがて、妙子と烏丸がトイレのために席を立つと、医師たちが何やら怪しい動きをし始める。席の様子をこっそりうかがっていた藤木は、妙子たちを護れるのか…!? そして、妙子の心を動かした藤木との“ある瞬間”とは?藤木と妙子の恋の始まりを描く――
妙子(桜庭ななみ)は、共同研究の依頼をするため、微生物研究の権威である都波健吾(酒向芳)の元を訪ねていた。都波は、妙子を門前払いにしようとするが、都波の論文が興味深いと熱弁する妙子に、娘・あや(宝辺花帆美)の姿を重ねていく。しかし、妙子が都波の部屋で見つけたあやの自由研究資料を読んでいると、都波は突然激怒し、妙子を無理矢理追い払ってしまう。都波が抱える娘への想いを知ることになる妙子。事件が起こるきっかけとなった、都波と妙子の共同研究の始まりとは――。
長谷川輝彦(桐山照史(ジャニーズWEST))は、やっとの思いで我が子を授かった妻・浩子(大後寿々花)が腹膜偽粘液腫という病気にかかっていることを知るが、なかなか本人に言えずにいた。妊娠中に腹膜偽粘液腫を患った症例は珍しく、専門医でも断るような難しい手術。長谷川は、なかなか執刀医が見つからず途方に暮れる。ある日、子どもと幸せそうに過ごす家族の様子を見つめる長谷川と浩子。「テル君にも子どもを抱かせてあげたい」と言う浩子を前に、長谷川は、なんとか浩子と子どもを助けたいと切に願っていた。そんなとき、佐々木世志郎(安田顕)から電話が…。先輩である藤木圭介(成田凌)のことは裏切れないと、1度は断った誘いだったのだが…。
舞台は、事件が起こる2年前――。烏丸京子(前田敦子)は、八神妙子(桜庭ななみ)の家を訪ねる。飲みたい気分という言葉とは裏腹に、神妙な面持ちを隠した様子の烏丸。佐々木(安田顕)から自分との共同研究を再開するよう妙子を説得する命令があったのだ。烏丸は、それとなく研究の状況を聞き出そうとするが、妙子との友情もあり上手く話を進められずにいた。しかし、何気ない妙子の言動によって、以前から烏丸が抱えていた妙子への嫉妬心が明かされていき……。
佐々木(安田顕)との最終対決が終わったあと、藤木(成田凌)と美香子(森七菜)は、拓郎(松岡昌宏)と筋川(和田聰宏)を海外へ見送る前に、みんなで過ごした筋川の部屋を掃除していた。これまで共にした逃亡の旅を振り返りながら「出会えたのが先輩でよかった」と言う藤木に、美香子はずっと言えなかった想いを伝えようとするが…。美香子が次の一歩を踏み出す「旅立ちの瞬間(とき)」を描く。
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