ひろ

リーガル・ハイのひろのネタバレレビュー・内容・結末

リーガル・ハイ(2012年製作のドラマ)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

今更ながら見れた!

「どんな手を使っても勝つ古美門」と「自分の正義を貫こうとする黛」のバディがコミカルで面白い。というのはもちろん、凸凹バディとしての価値観の対立をうまく描けている。
黛は若く未熟な理想主義者として描かれているけど、古美門の勝利に貢献するところも多くて、決して無能ではないバランス感がうまい。

キャラの面白さもあるけど、各話の内容も面白い。
・依頼人が徹底的に戯画化され、コミカルに描写されているから
・ゲストのお悩み解決ものというだけに留まらず、基本的に古美門か黛のキャラの掘り下げを行っているから
などの理由が思いつく。

1話の内容でこの作品のテーマを打ち出すことに成功していて、
一言で言うと「勝てば正義」なんだけど、
古美門にとっては「なんでも勝たせて正義にしてやる」という思想になるが、黛の場合は「法律は正しさを守らない、だから自分の正しさを守るためには勝つしかない」という思想に繋がっていくのが見事。
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