リーガルハイ 2ndシーズンの7の情報・感想・評価

エピソード07
天才か暴君か!? 世界的アニメ監督パワハラ裁判!!
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菜

このコメントはネタバレを含みます

「監督、あなたの置かれている状況は理解しているつもりです。慢性的な腰痛、腱鞘炎、白内障に、視野狭窄。あなたはぼろぼろの体にむち打って走り続けてこられた。そして、残された時間が少ないことも、わかってらっしゃる。穂積さんを怒りの吐口の生贄にしたというのは、ホントは違いますね?──過去にあなたに目をつけられ辞めていった細川道彦さんは、トラノコスタジオに移籍し、テレビアニメ、『暴走警察シロバイザー』を見事ヒットさせ、快進撃を見せています。梅田昭雄さんは制作会社を設立し、『魔法幼稚園プイプイ』で、カンボジア映画祭、金ヤギ賞を受賞しました。あなたは誰でもいいから目を付けていたわけではない。他のアニメーターとは違う、“光る才能の持ち主”にこそ目をつけ、あえて、試練を与えていたんですよね?穂積さんのことも、細川さん梅田さんに続く、逸材だと信じたからこそ、他の誰より厳しく鍛えた。でも、人はそんなに強くありませんよ。あなたは結果的に、スタジオを背負って立つかもしれなかった才能を自ら潰してしまったんです。あなたはやり方を間違えたんです。なぜ一言、“君には才能がある。期待している”そう言ってあげなかったんですか?言葉にしなければ、伝わりませんよ。──監督、穂積さんに謝罪するべきではありませんか?そして、本当の気持ちを伝えるべきなんじゃありませんか?」 「あなたが謝罪する必要はない!」 「被告代理人は黙っていてください」 「穂積君、私の本当の心を伝える。──私は、君に、才能があると思った事は一度もない。」 「「えっ?」」 「ちょっと待ってください、本心を...」 「本心だ!細川にしても、梅田にしてもそうだ。私の目から見たら、才能のある奴なんて、一人もいない!どいつもこいつもバカばっかりだ!そもそも才能なんてものはな、自分で掘り起こして、作り上げるものなんだよ!俺だって天才なんかじゃない。誰よりも必死に働き、階段を一つ一つ、踏みしめてきただけだ。振り向いたら...誰も付いてきてない。怠けた連中が、麓でこう呟く。“あいつは天才だから” ...冗談じゃない!ゆとりで育ったのんびり屋どもが、ホントに嫌いだ!俺より、時間も、体力も、感性もある奴が、何で俺より、怠けるんだ!だったらくれよ。無駄遣いするんだったら俺にくれ!もっともっと作りたいものがあるんだ!俺にくれ!!いや、穂積、そんなに謝ってほしいなら謝る。金が欲しいんならくれてやるよ」 「いいですよ」 「欲しいんだろ?」 「いらねえよ!...ふざけやがって。ゆとり教育やったのあんたら大人だろうが。あんたらがクソなんだろうが!才能ないだと?あんたのアニメは古いんだよ!すぐに追い抜いてやる。王様の椅子は俺がもらう!あんたのより、遥かにどでかいピラミッド作ってやるよ!ゆとりなめんなー!!だから...それまで引退なんかさせませんよ」 「のんびり屋は嫌いだが、威勢がいいだけの身の程知らずは...もっと嫌いだ」
楽太郎

楽太郎

オムニバスながら古美門の黛への愛の鞭という縦軸があるので見ごたえあり。さらに伊東四朗さんの貫禄といったら!
釈迦

釈迦

素直にならなきゃ。
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はると

はると

個人的に神回。 天才と呼ばれる人が語る「天才」の意味が興味深い
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