関東大震災を描いた7話も凄かったけど、最終話のラストシーンから涙が止まりませんでした。空撮で上空にどんどん引いていくカメラで映される1930年代の大阪の街。これがカナダに建てられたセットだなんて…(一部CGかもしれないけど) アメリカ資本で在日韓国人の歴史をここまで壮大に、そしてほぼ日本語と韓国語で誠実に描く心意気に胸を打たれると同時に、未だ過去の歴史を直視できない日本では絶対に作れないドラマである事にただただ情けなく思います。。
そして今実際に日本で暮らしてる在日韓国人女性へのインタビュー…流暢な関西弁を話して見た目では国籍の判断もつかない彼女たちが、未だに同じ権利を持てていないなんて。
全員が日本語ネイティブなわけではないから違和感が全くないと言ったら嘘になるし、少し演技がオーバーだったり棒読みに感じてしまう部分も否めないけど、それはこのドラマを評価しない理由にはならない。
Netflixで韓国ドラマにハマってる人たちには、まず先にこのドラマで自国の歴史に向き合ってと言いたい。
あと一応アメリカ→日本→韓国的な搾取構造も描かれていて、それをできるのがアメリカと日本の違い。。
監督は『コロンバス』のコゴナダと『ブルー・バイユー』のジャスティン・チョンというお墨付きです。
しかしリミテッドシリーズだと思ってたけど、シーズン2もあるのかね。。
