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私たちのブルースのsuzu57のネタバレレビュー・内容・結末

私たちのブルース(2022年製作のドラマ)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

ノ・ヒギョンさん脚本のドラマは 全て観たわけではないけれど、昔に比べると、ずいぶん登場人物に優しくなったなと感じます。
以前は不幸のオンパレードで、拒否感を抱いたこともありました。
でも最近のドラマは、いやきっとうまくいくはずと期待を抱きながら見続けることができます。

今回のドラマは名優がそろっており、オムニバスの構成。
どのお話も面白かったです。
ドラマの中で殺人事件が起きないところもよかった。
イングォンとホシクのお話では、親の気持ちに100%共感でき、観ていて切なかったです。
子どもを産んで育てるって本当に大変なことなので、ヨンジュとヒョンの今後なんて絶対計画通りにいくわけないし、いつかラブラブはさめケンカを繰り返す未来が見えるのだけれど、やはり親は子どもに負けてしまいますよね。

ドンソクとオクドンの親子関係やその背景は文化の違いからか、昔なぜオクドンはそこまでドンソクに冷たく接し続けたのか全く理解できませんでした。少しでも愛情が感じられるところがあったら、ドンソクだってあそこまで感情的ですぐカーッとなる性格にはならなかったでしょうに。
ラスト2話はお涙ちょうだいなのかと思いつつ観ましたが、ドンソクの撮った動画を繰り返し観るオクドンの表情や、オクドンを抱きしめるドンソクにはグッときて涙が出ました。

一番好きなキャラクターはウニです。
イ・ジョンウンさん、素晴らしかった。
彼女は主人公に関わる重要な脇役が多いけれど、これからもこういう主人公的な役をどんどんやってほしいです。
13話のウニとミランの対話はイ・ジョンウンさんとオム・ジョンファさんの演技対決という感じで、とても面白かったです。

ハン・ジミンさんはこういうダークな部分がある役初めてではないかな。
彼女も女優だからきれいな役ばかりでなく、こういう役がやりたいんだろうなと感じました。
とても生き生きしていました。

コ・ドウシムさん、キム・ヘジャさんの演技には改めて感服。
パク・ジアさんも含め、田舎の化粧っけのないおばあさんそのもので恐れ入りました。
こういう方々が授賞式などでドレスアップするとものすごい美人さんなのですから、韓国の俳優さんたちは本当にすごいです。
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