どんでん返しの連続、その裏に迫る家族の悲哀

シーズン4は、リヴァー・カートライトと、伝説のスパイであり祖父のディヴィッドの関係を通して、カートライト家の過去が語られる。

そんなシーズン4は、とにかく第一話の完成度が恐ろしく高い。

冒頭、いきなりロンドン市街で市民を巻き込む爆弾テロが起きる。一方で、リヴァーは一人で暮らしている祖父のディヴィッドのもとを訪れるのだが、そこで衝撃的な展開が待ち受けている。

スラウハウスを率いるラム（ゲイリー・オールドマン）のもとに緊急の連絡が入り、ラムは死体の身元確認に向かう。そして、スラウハウスの愛すべきサイコパスなハッカー、ロディー・ホーのもとに、ラムからのメールが。そこには、とあるエージェントの死が伝えられているのだった。。

冒頭から畳み掛けるように続く衝撃の展開にポテチを食べていた手も止まり、とにかく食い入るように見た第一話でした。

ドラマは、そんな衝撃の第一話から、テロ事件の真相を究明していく展開に。そこには、カートライト家の悲しい過去があったのでした・・・という展開。

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本ドラマシリーズの主役の一人である、リヴァー・カートライト。子供の頃からジェームズ・ボンドに憧れ、どこかドジな一面を持ちつつ正義感に燃える愛すべきキャラクターですが、そんなリヴァーが祖父の老い（認知症）に直面し、苦悩する姿は見ているこちらも辛くなる展開。

そんな苦悩するリヴァーを、今や父親代わりのような存在のラムがバーに呼び出し、口下手で不器用な方法で慰め、勇気づけるシーンには思わず涙してしまいました。

そんなドラマの内容は他のシリーズに負けない素晴らしい完成度でしたが、若干評価低めなのは、個人的に、家族の認知症と仕事との両立っていうテーマが他人事ではなく、ときおり現実に引き戻され、エンタメとして割り切ってみることが出来なかったから。

終わり方も気になりますし、今年公開されるシーズン5を待ちたいと思います。

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自爆テロが発生。事件に巻き込まれるリヴァーの祖父。二つは繋がっているのか？

スラウハウスにまたまた新メンバーが加入。
新しい長官が赴任し、MI5も新体制に。
シーズンごとにメンバーが少しずつ入れ替わるからマンネリしない仕組み。

リヴァーの祖父が完全に認知症になっているというのが今シーズンのポイント。切ない。
そしてリヴァーのバックグラウンドが深掘りされ、いつにも増して彼がメインのシーズンだった。
終盤はいつもハラハラの銃撃戦。

シーズン2と3は晴れのシーンも結構あった印象だけど、今回はシーズン1ぶりにグレーなロンドンというか、渋めなムードだった気がする。季節の問題？
リヴァーの家族ネタはさすがにこの1シーズンでは終わらせず、まだ引っ張っていくみたい。

このドラマって毎回最終話の後に次シーズンの予告がついてるけど、毎年コンスタントに撮ってるんだね。とりあえず原作が続く限りは続くのかな。

• #スパイ
• #ojigi☆4以上

個人的にS3の方がヒリついたのでS4はこの点数。海外ではエミー賞ノミネート常連なのに、フィルマだと観てる人かなり少ない…500いかないのか。

ゲイリーオールドマンはハマり役だし、意表をつく展開もおもしろいんだけどなぁ。独占プラットフォーム(Apple TV＋)がよくないのか。。