命がけで世に放たれた ”イチジクの種”
『発芽すると地面に向けて根を伸ばし、宿主の木に枝を巻き付け、締め上げ、最後には独り立ちする』
そんな、イチジクの特殊な性質の説明から始まるこの映画。
去年>>続きを読む
暴君の暗闇に灯りをともした才女
16世紀のイギリス。
敬虔なカトリック信者でありながら、妻と離婚したい一心でローマ教皇と対立し、新しい宗教、イギリス国教会を立ち上げたヘンリー8世。生涯で6人の妻を持>>続きを読む
豪華俳優による壮大なB級ホラー
アニャ・テイラー=ジョイ主演ということで話題になっていた作品が、今日からApple TVで配信開始。
「マッドマックス フュリオサ」のアニャ・テイラー=ジョイ、「ト>>続きを読む
見終わった子どもたちの笑顔😊で120点
映画のプロモーションで『この冬はロボ泣きしよう!』とか言い出した時点で、逆に敬遠してしまっていましたが、たまたま何人かの子どもたちを預かることになったので、そ>>続きを読む
ジェームズ・ガン監督による「家族」の再定義
一作目に続いて二作目。2じゃなくてRemixってところがいいですよね。
今回のテーマは『家族』。前作がアウトローたちの寄せ集めがチームになり、ヒーローへ>>続きを読む
心に染みる歴史ドラマでした。
昨年末にNETFLIXで配信開始された映画で、今年3月のアカデミー賞でもノミネートされている評価の高い映画。第二次大戦中に実在した、黒人有色人種のみで構成された婦人部隊>>続きを読む
生きづらい世の中で暮らす人への優しいメッセージ
監督の前作が好きだったので、昨年から楽しみにしていた映画でした。
今回も賛否が分かれそうとは思いましたが、個人的には心に刺りまくってしまった、とても>>続きを読む
九龍城へのノスタルジーと雨傘
タイムラインの熱さに促されて、軽い気持ちで見始めた映画でしたが、理屈じゃなく感情に訴えかけてくる、素晴らしい映画でした。劇場は満員。しかも若い人がとても多かったですね。>>続きを読む
ジェームズ・ガン監督による、優しいヒーロー像
今さら感はありますが、未見の映画でした。
2003年の3作目、VOLUME3公開時に高評価で盛り上がっていていたものの、1,2を見ていなかったのでつい>>続きを読む
老いと向き合うための『処方箋』
筒井康隆の同名小説『敵』を、吉田大八監督が長塚京三主演で映画化。
『残像に口紅を』、『家族八景』、また、映画ファンにとっては『時をかける少女』、『パプリカ』など多く>>続きを読む
いい意味で、マンガ的なチャンバラ活劇
真田広之の「SHOGUN」、「11人の賊軍」、「侍タイムスリッパー」と、時代劇の当たり年だった2024年に予告で流れていたのがこの映画。
もともと歴史好きなこ>>続きを読む
キャメロン・ディアスの映画復帰作として話題の本作。
キャメロン・ディアスは、2014年の「アニー」を最後に女優業を休業。二人の子育てとワイン事業に専念していた彼女が女優復帰を考えるきっかけになったの>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
驚きの『シン・ファーストガンダム』🤩
多分、今ごろいろんなコミュニティで大騒ぎになってて、色んなところから情報は漏れていると思いますが、ネタバレ・ブロックにて😅
なお、ご存じの方もいらっしゃるかも>>続きを読む
”怪物” ドナルド・トランプを作った二人の ”R”
今日から公開の本作。週明け20日が大統領就任式だからか、意外に客入りは良かったです。
本作は、ドナルド・トランプがなぜ今のような”怪物”となった>>続きを読む
ジョージ・クルーニーとブラッド・ピットが2007年「オーシャンズ13」以来の共演を果たして話題になるものの、劇場公開直前に異例の公開中止となった作品。
当時、劇場公開中止の理由は「フライ・ミー・トゥ>>続きを読む
豪華キャストで楽しむ、スクリーン版ミュージカル「レ・ミゼラブル」
ヴィクトル・ユーゴーの名作「レ・ミゼラブル」を、トム・フーパー監督が壮大なスケールで映画化。ミュージカルの魅力をそのままスクリーンに>>続きを読む
静かで重みのある映画
ゴールデングローブ賞が決定し、次は3月のアカデミー賞。
今年のアカデミー賞候補のひとつと言われている本作は、第二次大戦中、ナチスドイツがイギリスに対して行ったロンドン大空襲下で>>続きを読む
東京からニューヨークへ。「ロスト・イン・トランスレーション」から続く、ソフィア・コッポラの自伝的映画。
2003年、ソフィア・コッポラは「ロスト・イン・トランスレーション」でアカデミー脚本賞を受賞し>>続きを読む
本作のレビューと今年のランキング(新作編)です。
まずは本作のレビューから。
クリントイーストウッド監督41作目の新作は「十二人の怒れる男」のオマージュの如き法廷劇。殺人事件の被告を裁く陪審員の一>>続きを読む
本作のレビューと、2024年の旧作振り返り。
本作は、テンポの良いアクション映画が得意なジャウム・コレット=セラ監督による良質なアクション映画。
クリスマスの空港を舞台に、落ちこぼれ主人公が巨大な>>続きを読む
女優としても活躍しているアナ・ケンドリックによる初監督作品。
1970年代、数々の女性を手に掛けた実在のシリアルキラー、ロドニー・アルカラは、実際に当時のテレビバラエティショーに出演しており、そのT>>続きを読む
美術館で触れる芸術作品のような映画
押井守監督脚本の2004年の映画。海外では高く評価され、第57回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門にノミネート。今に至るも、カンヌで日本のアニメ作品がノミネー>>続きを読む
偉大な作曲家、ジョン・ウィリアムズの足跡をたどるドキュメンタリー。
映画好きにはたまらないプレゼントだったとともに、お仕事映画としても参考になり、また、元気がもらえる、素晴らしいドキュメンタリーでし>>続きを読む
“THE WORLD IS YOURS”
アル・パチーノの怪演とブライアン・デ・パルマの映像、オリバー・ストーンの脚本が融合し、いまだにギャング物としてカルト的人気を誇る作品。
実話ものが得意なオ>>続きを読む
いよいよ12月。今年の振り返りを始めているのですが、個人的には今年は『マッドマックスの年』だったなぁと思っています。
5月に劇場公開された「マッドマックス:フュリオサ」、夏に”午前十時の映画祭”で公>>続きを読む
現代映画の最高到達点
昨日の「リトル・ミス・サンシャイン」のレビューでFilmarksのレビュー900本目でしたが、今まで5.0を付けた映画は「風の谷のナウシカ」の一本だけで、本作は4.9としていま>>続きを読む
きっと誰かに感情移入できる、愛に満ちた家族のストーリーでした。
ずっと前からリスト入りしていた映画でしたが、なんとTOHOさんが劇場公開してくれていたので、観てきました。
いやー、良い映画でしたね>>続きを読む
韓国政治の権力の裏側を描くサスペンス映画。
1992年の韓国が舞台。釜山の港町で地元に寄り添う政治家ヘウン(チョ・ジヌン)は、党からの公認を受けて国会議員選挙に臨もうとしていたものの、突然、党の公認>>続きを読む
今年、エミー賞史上最多18部門を制覇した真田広之主演のドラマシリーズ「SHOGUN」
ディスニープラスでしか配信されていないドラマシリーズですが、その第一話と第二話が限定劇場公開。8日間限定というこ>>続きを読む
続編としての期待に応えてくれた、見事な作品でした!
続編でコケてしまった「JOKER フォリ・ア・ドゥ」と違い、続編として求めるツボを心得た、ハイクオリティな歴史スペクタクルアクション映画として見事>>続きを読む
うん、面白かったです👍
飛び抜けて印象に残る映画ではなかったですが、休みの日に映画見てご飯食べつつ映画の感想で盛り上がる、みたいな王道娯楽映画だったと思います。
本作は「仁義なき戦い」シリーズをは>>続きを読む
心にしみる、大人向けのアニメ映画
以前から映画館のチラシ置き場で目立っていた作品で、多くの海外映画賞を獲得したことで話題になっていた映画でした。
個人的に、いわゆる”余命もの”、不治の病で余命が限>>続きを読む
ラスベガスのカジノがどのように出来たかが学べる映画。
映画「カジノ」では、デ・ニーロ、ジョー・ペシ演じるマフィアたちがカジノで隆盛を誇っていた時代が描かれていましたが、本作「バグジー」はその一つ前の>>続きを読む
スコセッシ&デ・ニーロによる1995年製作のギャングもので、こちらも”午前十時の映画祭”でスクリーン視聴してきました。
二人のギャングものという意味では、コンビ1作目の「ミーン・ストリート」も入れる>>続きを読む
『ライアン二等兵を探し出し、母親の元へ帰還させよ。』
第二次大戦中の実話をベースにした1998年のスピルバーグ映画。今年、午前10時の映画祭でリマスター版が4Kリバイバル上映されたので久しぶりに観て>>続きを読む
先日公開された「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」の密着ドキュメンタリー映画。
レビュー予定無かったですが、意外に観ている人が少なそうなので紹介レビューしておきます。とはいえ、メイキングなので、評>>続きを読む