録画したのを完走しました。２話辺りでもう観なくても良いかなぁとか思ってたんですが、全部見て良かったです。
色々な意見はあるのも分かります。こんなの本当の自衛隊じゃないとか、こんな甘い話じゃないとか、上官があんな白くて美人なわけじゃないとか。上げればキリがないでしょう。私もそもそも自衛隊がどんな組織でどんな内情で動いているかもちゃんと知りません。でもこのドラマがきっかけで考えたりもっと知っても良いかもと思いました。
町田啓太さんって、上品で爽やかで大人めな役の印象が強くてこのドラマの国生宙は無理あるんじゃないかと思っていました。最初はやはり違和感あるなぁとか思っていたけど、段々と国生宙が町田さんなんじゃないかってくらいに自然に思えてきて本当はこっちが町田さんなのかな？と思う程でした。とても良かった。荒削りで粗野で武骨で実は優しくて繊細な様々な表情がすごく良かったです。
白石麻衣さんも色々言われていましたが、私はすごく良かったです。クールで強くて貫禄のある上官で、時折可愛いところが垣間見えてキュンしました。私も恋愛要素はいらないタイプですが、この二人はとても好感が持てて現実世界でもくっついても良い(既にもうあり得ないですけども)と思えるくらい好きな感じでした。お互いに矢印が出ていて、ストレートな感じも良かったです。
候補生時代の青春がとても良かったです。ずーっとこのメンバーで行くのかと思ったら、全く違う感じになってしまってすごく残念。大好きになったと思ったらメンバーチェンジなんてひどい。それに慣れなくて、途中から気持ちが萎えましたが、絆を深めていくのを見ていて最終的にはくせ者揃いな班のみんなが好きになりましたけど。メンバーが全員揃ってなかったりするシーンがあるのは、スケジュールの関係でしょうか？
佐藤寛太さんと町田さんのやりとりはすごく良かったです。カラオケでのダンスシーンなんて本当にイキイキしてました。
北村さんも頼れるかっこいい上官でしたし、佐野さん演じる馬場のオーディションの回は悲しくて悔しくて涙止まらなかったですし候補生の卒業の回も泣けて泣けて仕方なかったです。町田さんなんて演技じゃなくて本気のような泣き顔にすごく胸を打たれました。オリンピック目指していた子も、とても良い演技をしていました。
ドラマ通して気になったのは、訓練生の時にみんなのエピソードに沿っていたのに、坂口さん演じる渡辺があまり焦点当たらずじまいでなんでだろう？ってことと、宙の母と継父の関係ですね。あんなことされて、母と継父には私は憤り感じましたけど。何を今更って感じでした。最後の災害から小学生の家族を救出も、まぁどうなのかなとは思いましたが。
桜間上官とも曖昧なままでしたが、あの二人の最後のあの感じで私はとても良いと感じました。
居場所のなかった候補生、宙が家族のような絆や自分の場所を見つけていく姿がとても好きでした。候補生のその後のことを知りたかったです。
本来の自衛隊はこんなに軽い話じゃないと思います。でも私はこのドラマはドラマとして好きです。
