なおっぴ

光る君へのなおっぴのレビュー・感想・評価

光る君へ(2024年製作のドラマ)
4.1
平安時代が舞台のドラマ、完走しました!
1番好きなドラマの脚本家だったのと、吉高さんと柄本さんが好きなので観始めましたが、とても良い作品でした。高校時代に出会えていたなら、もっと古典文学に興味をもって勉強できていただろうに…。

「好きな人と結ばれても、
政の頂に立っても、
良い時は束の間。
幸せは幻なのだ…
どうせなら好き勝手生きてやろう」

紫式部の娘である賢子が、最終話の一つ前の話の中で言ったこの言葉。
なんだか、核心をついているような気がして、心に残っています。

平安の世の栄華を極めた藤原道長と千年読み継がれる大ベストセラー源氏物語の作者紫式部、一般的には成功者の2人の人生だけど、最終回で道長は「俺は一体、何をやってきたのだ。」と言っているし、まひろは、物語を書き終えてからは、虚しさと喪失感を抱えながら生きていました。

人生とは、良くも悪くも一瞬で儚い…。
振り返った時に、幸せだったと感じる瞬間がたくさんある人生を送れたらいいな。
なおっぴ

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