女王の教室の再来か?と
期待していたわけですが
残念ながらそれは叶わず。
それは脚本家のせいでも
俳優さんたちのせいでもなく
世の中のせい、なんだと思う。
ドラマを制作する上で
視聴者の反応はもちろん
スポンサーの反応も大切で
身元不明と勘違いされたSNSなどで
なんでもつっこみを入れられる
現代だから、そりゃあ表現は
そつがなく気持ち悪いくらいの
整った理想的な綺麗さになるよ。
トラコに叫ばせ、子供たちを罵倒した
あそこがギリギリ限界だったんだろう。
その後は見てる側が安心できる方向へと
流されて行った気がします。
最終回は見る人にとっては
すごく気持ちよく、安心できるものだった
かもしれないけれど
僕はずっと居心地の悪さを感じました。
トラコや他の人物が言っていることは
間違いではないんだけど
ドラマでそれを全部言ってしまうんだと。
言わなくて感じさせるのがいいドラマ
だと思うんだけど、そういうのが
通用しない世の中になってきてるのかも
しれない。
脚本家はそれすら分かりきった上で
あえて皮肉としてやってるんでしょうが。