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ウ・ヨンウ弁護士は天才肌のjerichoのレビュー・感想・評価

ウ・ヨンウ弁護士は天才肌(2022年製作のドラマ)
3.8
「強い弱者」っていうテーマが新鮮で面白かった。障がい者とかいわゆる“弱者”を描くドラマは、「障がい者でも人並みに恋愛ができる!」「障がい者でも困難を乗り越えて夢を叶えられる!」みたいなドラマが多かったけど、ある面ではみんなに憐れまれる存在が、ある面ではみんなに羨ましがられる一面を持っているっていう矛盾?みたいなものを描いているのが新鮮だった。

ミヌのことを最初ほんとに嫌なやつだと思ったけど、だんだん気持ちが分かってくるというか、アイドルのオーディション番組とかで、元々下手だった子が上手い子に教えてもらってそのストーリー込みで結局その上手い子に下手な子が人気投票で勝つみたいな構図がほんとに嫌いだから、それに重ねてしまった笑
下手だから、障がいがあるから、助けてあげなきゃいけない、なのに、結局手を貸したせいで自分が負ける、でも手を貸さなければ悪者になるっていうジレンマは想像以上にもどかしいと思った。
でもミヌを正当化するつもりはなくて、そういう葛藤を抱えながらもそれでもウヨンウを助ける春の日差しスヨンがかっこいいし、そういう人に私もなりたいと思った!
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