正直今期のNHKのドラマは、いまいちハマれない、と思って、7話まで見てもう8話は見るのやめようかなと思っていた。
最初藤原季節と杉咲花の恋愛ものと思って見ていましたが、森山未來が登場してから、ラストも何となく想像できる気がした。
それでも、空気感漂う柔らかな映像で、3人の良い関係が静かに描かれていた。
皐は、あまり感情を表に出さないけど、はがゆくて可愛い女の子だった。
8話目。
爆発する皐役の杉咲花が凄かった!
そして森山未來、藤原季節も爆発!
3人の演技がさすがすぎて、見ている私は動けなくなった。
皐の怒り爆発かと思ったけど、その吐き出す言葉の中に、切なさと力強さと共感があった。
このシーンだけで、見てきて良かったと思えました。
二人のことを嫌いになりそうな自分が嫌いになりそうだから、自分のために二人を応援する。
このセリフに、心持っていかれました。
LGBTは関係なく、そういうことありますよね。。
2人の幸せを望めない自分が嫌で、自分のことを嫌いになることのやるせなさ。
ちょっぴり分かるから。
でも皐は柔らかい雰囲気を持ちながらも、芯が強くてとっても素敵な人でした。
杉咲花が演じると説得力が半端ない!
この役を杉咲花にキャスティングされた意味が分かった気がしました。
ここで最終回にしてくれても良かった気もしますが。
このドラマはLGBTがメインのようだけどそれだけじゃなくて、他にも今の制度を問題視しながらも、登場人物の凛とした生き方が尊くて、その姿に感動しました。
このドラマにタナダユキが絡んでいたことに気がついて、妙に納得したな。
途中でやめようかと思っていたこのドラマ、終盤のインパクトが凄すぎて、ひっくり返って上位に食い込んできました。
ドラマってこういう事があるから、やめられないんですよね。
