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一流シェフのファミリーレストラン シーズン2のmanicureのレビュー・感想・評価

4.3
シーズン1では新しい職場の混乱に飛び込みながら、自己否定、トラウマや変化の恐怖との戦いが主なテーマになっていたが、今回は創造と自分磨きの旅を始め、何かを成功するためにどれだけ犠牲を払わなければならないことについて反省させられた。

前シーズンのイカれたテンポ感とごちゃごちゃ感が終盤に入るまではなかなか生まれない分、各エピソードに一人キャラクターに焦点を当てられて、知り合いの日常生活に侵入して悩みや本音を深く知れた感覚を味わえる。名言っぽいセリフは基本的に苦手だけど、今作に関してはキャラクターに人間味を感じられ、なぜか信憑性があるんだよね。

ただ、クリスマスの回では特にあざとい感じがしたというか、今までの繊細な動きではなく、有名な人のカメオや派手なセリフに走りすぎた気がする。前のシーズンで褒められた点を意識しすぎているというか。他のドラマなら最高の回になるレベルだけど... 今作に関してはもう少し控えめでリアル路線を保って欲しいな。
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