あまりにも多層的で社会派なメッセージ性があり、毎話ヒリヒリとしながらとっても楽しみました。
なんといっても渡辺あやさんらしく臆することのない小市民としての権力への抵抗が最後の最後に完璧とはいかない形でも結実していく様に興奮せざるを得ませんでした。
他にも企業、とりわけマスコミとして働くことについて、よくある恋愛ドラマらしさに着地せず、リアルで生々しい恋愛のかたちについて、何かにのめり込むと失う人間関係のもろさについて、権力の使い方とそれに飲み込まれることについて、、、、
とにかく毎週よくもこれだけ考えさせられ、すこぶる面白い展開が思いつくなあと。
役者の皆さんも素晴らしく、眞栄田郷敦さん、長澤まさみさんは毎話とてつもないものを見せてくれましたし、鈴木亮平さんは出過ぎないのにちょっとしたニュアンスが魅力的だけど怖い存在を表しているし、一瞬しか出てこないのに作品に影を落とし続ける瑛太さんの存在感もすごいし、、、。
観てきた人と語り合いたい作品でした。