スプーンを差し上げて変身！？
そんなシーンの回観てみたい！

ウルトラマン製作物語
オリジナルキャストが他の役で出てました
多くのスタッフが一丸となって大変そうだけど楽しそうに製作しているのが良かった

子供の目は厳しい！
嘘くさいのはバレるだから裏切らないようにしっかりしたものを作る
そんな気持ちで毎回作ってくれてたんですね〜

ウルトラシリーズで怪獣は一体何体いるのでしょうか？
考えだすのも大変だよね
有名な所でバルタン星人
ガラモン、ピグモン、ウー、ダダっていうのもいました
あとニセウルトラマン？怪獣？笑

三上博史が主役でした
ちょうど『私をスキーに連れてって』のように少し困ったことあってもまあるく収まってみんな楽しい！そんな軽くサラッとした作品

放映当時観ていたのだが、YouTubeで全編配信されていたのでつい観てしまった。

なんというか。
良くも悪くもテレビドラマだなぁという「雑感」で、内容に関しては面白く感じるところもあり、俳優たちが当時を知っているからこその「若いなぁ」ということを改めて実感するという感慨がほとんど。

実相寺昭雄監督のTBS時代のエピソードも、放映当時の本作から知った。
そのこと自体は面白く観ることができるし、登場人物たちもなかなか魅力的だ。
何より「テレビ映画」とされるジャンルの、特に子供向け番組や「アート志向」と大衆文化の対立や偏見などは時代柄もあれば、現代でもさほど変化のなさも感じつつであるが、興味深い視点のひとつ。

ただ本作が、その「大衆文化」的なる世界観のため、そんな前衛的な演出も当然ながら皆無なので「普通」のテレビドラマ。
普段映画の表現に見慣れているのもあるが、作劇や台詞回し、演技の大仰さがとても気になってしまうし、うるさく感じてしまう。
と、同時に「映画」の世界観や演技の方法論と、テレビドラマとでは大きく違うというのは改めて実感できる。

本作は「バブル期」だったというのが大きいらしいが大変な予算を投入して製作されている様子。
というのも、特撮シーンの撮影現場を描いたシーンでの、用意されているミニチュアセットや、本編の再現で撮影されたシーンなどについては、その精巧さであったり迫力であったりがきちんと再現されているので、正直本作の「価値」としてその点は絶賛できるところ。

なかなか観る機会もないだろうし、なんとなく「いい話」としてしか全体が機能しないので、観たところでというのもあるのだが、それなりに楽しめた。
あと個人的に南果穂がやっぱり可愛くて大好きだ。

1989年につくられたドラマ。
実相寺昭雄監督のウルトラマンの話。

実相寺昭雄が誰なのかと言えば、
間違えてスプーンで変身しようとするウルトラマンや
ジャミラや畳の上で話す怪人等の異色作をつくった人である。

後世の影響力たるや。未だに小学生はジャミラやるのかしら。

三上博史　柳沢慎吾　京本政樹　伊東四郎　三宅裕司　仲本工事等の地味に豪華なキャスト。

トレンディの匂いも若干ある。三上博史のせい。
昭和風情のツンデレ頑固おやじと若人の成長ストーリーはべたべたのこてこてだと思いながら、ついつい気持ちよくなってしまう。

ウルトラマンが小さな頃から好きってのはあるが、何より好きなのは
当時はジャリ（お子ちゃま）番組と揶揄されていた中で大人顔負けのものをつくろうという気概や情熱が好きだ。
現代まで繋がっているシリーズの元祖は伊達じゃない。

余談だが、小さい頃にウルトラ6兄弟と東南アジアの神様ハヌマーンが怪獣を倒す子供向け映画があるのだが、怪獣をリンチしていて、倫理的に最低な作品ではあるが嫌いではない。