教授さんの映画レビュー・感想・評価

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ナポレオン(2023年製作の映画)

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リドリー・スコットの新作となれば、楽しみで仕方がないし、期待に応えてとにかく毎回面白い映画をコンスタントに発表してくれるので、嬉しい。

特に近作は、これまでのレビューでも書いているように「巨匠の手つ
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未来の想い出 Last Christmas(1992年製作の映画)

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公開当時に作品のことは知っていた。当時中学2年生で、原作が藤子F不二雄というのもあって、子供っぽさやら、流行りっぽさがあって無視していた。
その後テレビ放送されていた時にチラっと観て佐野元春「ガラスの
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エクソシスト(1973年製作の映画)

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本作を観て、自分がやっぱり「ホラー映画」に関するリテラシーが皆無だと思い知る。
まさに「どういう気持ちで観たらいいのかわからない」という映画。

なんとなくだが、本作はリーガン(リンダ・ブレア)の身に
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ほかげ(2023年製作の映画)

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本作には、先日観た山崎貴監督「ゴジラ-1.0」への不満や怒りが再燃した。そして一方で大きな諦念も生まれた。

僕はずっと個人的に「ゴジラ」を今撮るとしたら塚本晋也監督が適任だと思っている。彼にその潤沢
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グラディエーター(2000年製作の映画)

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劇場公開当時はあまり興味がそそられなかった。古代ローマを舞台にした作品や、中世ヨーロッパの歴史物に、当時はあまり関心が持てず、観てもあまり印象に残っていなかった。
しかし、年齢を重ねて、かなりフラット
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モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン(2022年製作の映画)

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素直に「カッコイイ」という部分と「カッコ良さげ」の部分が混在する際どいバランスの映画。
つまり「面白い」と思う部分と「面白くない」も混在していて、これぞ「ジャンル映画的」とも言える作品。

ストーリー
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続・猿の惑星(1970年製作の映画)

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作品としては「トンデモ」な出来。
それ故の、というべきかなかなか「カルト的」な魅力を持った作品で、個人的にはとても楽しめた(終盤少し寝た)。

前作の主人公テイラーを演じたチャールトン・ヘストンが「基
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四十七人の刺客(1994年製作の映画)

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時代劇は好きだし、疲れた時には安心して観ることができるジャンルでもあるし、設定上、メジャーで大作な日本映画にありがちな「大仰」な演技も成立するという意味で「安パイ」なものであると思いきや、なかなか困っ>>続きを読む

猿の惑星(1968年製作の映画)

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シンプルに面白かった。
SF映画として、丁寧にストーリーをテリングしていくわかり易さがとても良い。

宇宙へと飛び出して、地球にはもはや戻れないというニヒリズムを抱えたテイラー(チャールトン・ヘストン
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(2023年製作の映画)

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凄く期待していたし、思っていた通りのところと、思っていたのと違うという感慨もあって、困惑した。

予想していたのは「アウトレイジ」シリーズが「漫才」だとして本作は「コント」だろうということだった。それ
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清須会議(2013年製作の映画)

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北野武監督の「首」が公開されたタイミングでの「戦国時代」「喜劇」などのキーワードでどことなく比較してみるのも面白いと思って鑑賞。

公開当初から「つまんなそう」と思っていたのだが、自分が想像する以上に
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荒野の七人(1960年製作の映画)

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黒澤明監督の映画史に残る大傑作「七人の侍」のリメイクなので…プロットがその後の映画史の中で教科書とも言えるほどパターンとして定型化してしまったので、ある程度は物語の質が担保されているとも言えるし、比較>>続きを読む

理想郷(2022年製作の映画)

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観終わって知った監督の名前。
ロドリゴ・ソロゴイェン。以前に「おもかげ」という作品も観たけれど、白黒はっきりしない人間の感情と、一本筋のドラマの中に多層な物語の余韻を生む演出に長けているなぁと改めて実
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私がやりました(2023年製作の映画)

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これも「ファズビンダー」の影響全開なのか?とか作中にも映し出されるビリー・ワイルダー風味なのか、などウェルメイドな風刺劇という往年のハリウッドを中心とした王道エンタメを指向しつつ、クセのある「ガールズ>>続きを読む

クライマーズ・ハイ(2008年製作の映画)

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端的に言って変な映画。
映画全体の、映画らしい佇まいも含めてよくできた映画なのに、何が描きたいのかさっぱりわからない作品…。

まず本作の「大ネタ」として扱われる「日航ジャンボ機墜落事故」は、完全に背
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マーベルズ(2023年製作の映画)

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非常に興行収入が低迷しているらしい本作。世界的には「MCU」の熱狂は潮が引くように、冷め切ってしまった…などと聞く。

ただ、僕は結構楽しんで観た。
面白く感じたのはマーベル・スタジオ自体が「エンドゲ
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レジェンド/光と闇の伝説(1985年製作の映画)

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約30年ぶりの鑑賞。内容に関する記憶は全くなく、リドリー・スコット監督であり、主演はトム・クルーズであり、SFファンタジーということしか覚えていなかった。
印象に残っているのは、かつての「日曜洋画劇場
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サタデー・フィクション(2019年製作の映画)

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なんとなく感想はぼんやりしているが、僕はやっぱり1930年代の悪辣な日本軍が絡む時代と「バビロン的」な都市を舞台にしたスパイ・アクション、あるいはフィルムノワールが条件反射的に好きなんだと思う。

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ベスト・キッド(1984年製作の映画)

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非常にシンプルなストーリーを、繊細な感情を表す演出やテーマを忍ばせる丁寧な演出で見せてくる質の高い映画。
さすが「ロッキー」のジャン・G・アヴィルドセン監督作品。

母子家庭でニュージャージーからカリ
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Life work of Akira Kurosawa 黒澤明のライフワーク(2022年製作の映画)

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んー…と絶句してしまうほど、面白さは感じなかった。
というのが、本作で映し出されている「乱」以外にも「影武者」や「夢」、そしてその他のメイキングを追ったドキュメンタリー作品もそれなりにあり。
映画製作
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デスペラード(1995年製作の映画)

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前作「エル・マリアッチ」を観ると、結構しっかり「続編」していることが新鮮。
当時の「タランティーノ・ブーム」の中で色んなフォロワーが出てきた中で、ロバート・ロドリゲスは丁寧な職人作家という印象で、本作
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

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他人の好き嫌いに優劣をつけることは愚行だということは、百も承知であることは予め断っておく。
クドいようだが、これらは「あくまで個人的な見解」であることも同じく断っておく。 

それを踏まえて、至極、個
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

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非常に意地悪で、そのクセとってもクールでという相反する「構造」を映画的にこれでもかと見せつけてくる個人的には大好きな映画。
さすがデヴィッド・フィンチャーという感じ。

マーティン・スコセッシ監督の「
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ドミノ(2023年製作の映画)

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2作続けてのロバート・ロドリゲス。
前日に「エル・マリアッチ」を観ていたので、結構参考になった。

かなりのキャリアを積み重ねてきて、もはやベテラン監督になっている中、職人的娯楽映画の「鏡」と呼びたい
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エル・マリアッチ(1992年製作の映画)

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そういえばロバート・ロドリゲスの監督作品は「デスペラード」意外観ていないぐらいにふんわりとした印象だったので、観てみた。

監督だけでなく脚本、撮影、編集を手掛けているぶん、「ロドリゲスの映画」という
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

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あまり内容については語ることがない映画。しかしその使い倒された定型の(しかも近年は乱発気味)ジャンル・ムービー。
定型であるが故に、求められるのはその「お約束」としての「型」をどれだけ忠実に踏襲するか
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私は貝になりたい(2008年製作の映画)

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結構退屈な映画でショックだった。
戦中派である橋本忍の脚本があるとしても、戦争を知らない世代が描く当時の世相という嘘臭さが前面に出ている。
それは本作をリライトした橋本忍も同様なのだろう。やはり「時間
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

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総じて面白かったのだけど、監督のギャレス・エドワーズのことはあまり好きになれない、というような感想。

正直、脚本というか、ストーリーに没入できない粗さが目立つ。
平たく言えば「日本のアニメ」的な世界
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私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰?(2022年製作の映画)

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本作を観る前に「社会や世界で起きていることに注視する」とメモしていた。

というわけで本作。
実際の事件に関しては概要だけ頭には入っていた。
それをどう「料理」するのか、という点が本作の見どころといっ
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DAU. 退行(2020年製作の映画)

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劇場ではさすがに体力がもたないと、勝手に憶測して保留していたが、配信になったので、3日に分けて観た。

とりあえず映画作品としてはかなり優れていると感じる。
長尺ながら、退屈に感じるところは皆無。チャ
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嵐を呼ぶ男(1957年製作の映画)

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結論としてはとても面白かった。
というかサクサク観ることができた。
ただ、批判ではないのだが、中身はまるでない。
いわゆる「アイドル映画」の系譜だろう。

古い日本映画が好きなのだが、昔から「日活映画
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

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本作の上映時間の長さに対しては「体感は一瞬だった」みたいな言葉は、少なくとも初見時にはない。ちゃんとそれなりに長く、内容の重さや、地味さも含めて集中力が途切れるところもなくはない。
「長さ」による疲労
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十戒(1956年製作の映画)

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歴史の基本的なことを意外にちゃんと知らない部分もあって、とりあえず映画から始めてみる。
ということで旧約聖書「出エジプト記」の話。

見どころはとにかく豊富。
とにかく大スケール、大スペクタクル。デジ
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

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まず本作を鑑賞中、最後列のパーティピープル的なカップルがほぼ全編に渡り喋り続けていて、序盤はずっと睨みつけていた。
観終わったあとは、ロバート・マッコール(デンゼル・ワシントン)ばりに「やれやれ」と冷
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子連れ狼 冥府魔道(1973年製作の映画)

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「子連れ狼」シリーズの5作目。
子供の頃に凄く好きだった印象があったが、観返すと大味なストーリーラインが意外に乗れなくて、面白いんだけど内容がわからない、という感慨があった。
そもそも通好みの、よくわ
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アンダーカレント(2023年製作の映画)

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凄くよくできた日本映画。
であるのだけれど、原作由来の「コミック的」な作劇が、実写映画作品としてモヤモヤもする点が散逸する、といった感想。

日本映画は特に近年「コミュニケーションの断絶」を何かしら表
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