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ナルコの神のhorryのレビュー・感想・評価

ナルコの神(2022年製作のドラマ)
3.5
これ以上はないだろう、という最高のキャスト。
ハ・ジョンウ、ファン・ジョンミン、パクヘス、チョウジン、ユ・ヨンソク、よくこれだけ集めたなーと思います。
ハ・ジョンウとファン・ジョンミンは、めちゃくちゃ素晴らしかった。すごい演技を見る時、本当に画面から目が離せないけど、この二人の表情や仕草、声、体の動きに、ずっともっていかれる感じでした。
お見事。

ドミニカ共和国での撮影だったそうですが、ロケも良かった。
スリナムの抗議は難しい問題だと思う。スリナムにとってはずっと麻薬密輸国というレッテルを貼られてきて、その払拭に努力してきたのに再び、という状況。でもモデルとなった人物も、スリナムで起こったことというのも事実。どうすべきだったんでしょうね。

おじさんたちの演技が素晴らしく、「わかっていても」のキム・ミングィも久しぶりで良かったのだけれど、ちょっと評価は低めです。
私的にはあまりストーリーにワクワク感がなかった。
これは「イカゲーム」や「ペーパー・ハウス・コリア」を見た時に感じたことと似ていて、演出や俳優さんは素晴らしいのだけど、痒いところに手が届かない感があって。
韓国ドラマに高望みしすぎているのだと思うけど、豪華になればなるほど、期待も高くなってしまうのかな。

あともう一つは、女性キャラの扱い。
ハ・ジョンウの妻も、ファン・ジョンミンの教会にいたイ・ボンリョンも「添え物」でしかない。
おじさんが魅力的であるのは大歓迎なんだけど、この「添え物」感は2022年の作品としてはないな、と引っかかってしまいました。
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