どらどら

大奥のどらどらのレビュー・感想・評価

大奥(2023年製作のドラマ)
4.7
よしながふみが「大奥」という作品を通じて描きたかったのは人間の業とか権力争いの醜さとかではなく、「産む性」としての女性の解体だったのだということが十数年を経て理解され、ドラマとして成立した。時代がよしながふみに追いついたのだ。

子供を産みさえすればあとはなんでもいいという扱いをされる家光
閉経しても、子をなすことのみをひたすら求められる綱吉
彼女たちの苦闘の末に、「強い人間」として世を統治した吉宗

フェミニズムの最前線みたいな作品だと思った
とにかくめちゃくちゃ面白い
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