たわーりんぐいんふぇるの

寄生獣 -ザ・グレイ-のたわーりんぐいんふぇるののレビュー・感想・評価

寄生獣 -ザ・グレイ-(2022年製作のドラマ)
3.8
人間を宿主として寄生し、その肉体を支配する正体不明の生物が突如出現。彼らを阻止するべく立ち上がった特殊部隊「ザ・グレイ」との激しい衝突を描く SF スリラー。
原作は岩明均による日本の漫画の実写映画版で、ストーリーは韓国オリジナルらしい。漫画じたい知らない初見での感想。

出だし早々でイ・ジョンヒョンのイケイケにちょっと引いたけど、安定のク・ギョファンに引き戻された。クォン・ヘヒョとキム・イングォンのコンビも見どころ。
チョン・ソニはあまり印象ないけど、脳内でのハイジとの会話と描写は良かった。
ザ・グレイの隊員はフル装備なのに、何故かイ・ジョンヒョンはスーツ姿。これはずっと気になってました。

話数も少なく、回収したはずの伏線再利用もあり、流すところは流す。コンパクトでありながら要点を絞った脚本、作品のクオリティも高く流石韓国という感じ。
毎話の始まりのイントロまでの間では、各キャラクターの生い立ちや人間模様を描いてて、回を追うごとに作品の理解度が深まる。
アニメの実写化というと、VFXやCGてんこ盛りでストーリーほったらかしの作品も多く、あまりみないが、この作品は飽きずに見れた。
裏切られても人を信じる、悪いのはいつも人間、頭を奪うと言うことは人間組織の頭を奪い支配すること。ここ一番のセリフにメッセージがあり、手を取り合ってのクライマックスは圧巻。
最後のオチ、ってあの人ね。

韓国のドラマ見てるといつも思うけど、CPRはもちろん、特殊部隊や軍隊の銃器の持ち方、エキストラでさえもしっかりしていてリアル。
軍隊行ってきた人の経験が活かされてるね。